R01 の検索結果:

マックスプランク研究所のシステム

…いられる。そのかわりR012つ分程度のかなりの研究予算が毎年つく。9年間で成果を出すには十分な予算であるからして、大きな論文を数報書き上げれば、その後グラントをいくつかとり、どこにでもいける、というのが基本的なキャリアプランか。プレッシャーが高いのもたしかだが、研究所からの潤沢な資金を利用して9年間で成功までの道筋をつけてしまうのも1つのプランだろう。大学でもスタートしたラボを軌道に乗せるのは大変なことだ。しかし、大学のテニュアトラックと競合するので、人材確保は簡単ではないか…

…。グラントも3つめのR01がとれ、学生が二人PhD獲得。さらに、ポスドクだったHM君がPIのポジションをとり、日本で次々と大型グラントや若手賞を当てるという快挙。ぜひぜひこの調子でがんばってほしいものである。さて、2012年は、私にとっても、来年は大きな変化がある年になりそうである。近い目標としては、すぐに出せそうな2報の論文は、ぜひともトップの科学雑誌に載せたい。そして、1つめのR01を更新しなければならない。そして、絶対にやりたいのが、シナプスの信号伝達可視化技術をスケー…

グラントの書き方

…近NIHからもう1つR01グラント(大型研究予算、1年あたり$150-$250の3−5年が普通か)がとおり、私がPIとなっているR01は、テクニカルには5つになった。複数PIのものが1つ、同僚から引き継いだものを含めてだが、それでもR01に関してはこれまで採択率100%を維持している。おかげで、うちのラボの直接経費予算も$1Mを超え、そのうえにHHMIからの備品予算もつく、というラボが始まった当初かすると、夢のような研究環境となった。これまで敗れたグラントもあるけれど、すべて…

いろいろあった一週間。

…ある週はめずらしい。R01のRenewalを延期してよかった。あと、ついでにティラノの伴奏の本番。そして、そんななかで、コミッティミーティングを1つさぼってしまった私。。。いかんなあ。それにしても、今年はすでに論文が4報アクセプト(共著論文もあわせてだが)。。もう1つ共著論文が、おそらくすぐにアクセプトになりそうな雰囲気。ということで、なかなかよいペースな気がする。[2/25 追記]上の共著論文は、やはりPNASにアクセプトされた模様。ということで、1週間のうちに3報がアクセ…

ぶっちゃけた話だが。

…やっててよかった、という瞬間って、「この発見は世の中を変える」と感じた瞬間だよな〜。結果的には、そういうのがCNSにのるって、ことか。しかし、だんだん私もすれてきて、というか自分が実験していないからしょうがないんだけど、「この発見はCNSにのる」っていう大人びた(?)興奮のしかたをするようになったのは確か。そして次に思うのは、「これでR01のRenewalは楽勝か」。「次のHHMIのCompetitionは、いけそうだな」とか。。。。う〜ん、大人になるってつまらないことだな。

サイエンスは経済とともに動く。

…ついていて、K99やR01の新規グラントシステムなど、若手にもチャンスがくるようにしている。(そうなると、今度はPIから5−10年あたりが難しくなるという問題もあるが)。経済が不調なときに、研究者個人にできることは、業績をだして、常に上位にいることを目指す、ということくらいであろう。グラントも、Top5%がきられることは当分ないだろうし。Fund raisingをするのは大事なことではあるが、実際のところ、グラントを取ってくる以上のことはできない。多額の寄付をとってくるような…

R01

…た。われながら読みやすい構成になっている気がする。もうすでに2つR01+HHMIなので、多分審査は厳しいであろう。でも、絶対によいプロジェクトである自信はあるし、通らなかったら、それはプロジェクトの問題ではないような気がする。審査終了まで9ヶ月、のんびりと待つとしよう。今回の話は、NIHの内部の人が、アプライしなよ〜といってきたRFA(Request for application: NIH主導のプロジェクト)なので、まあ内容がNIHの趣旨にそっていないわけはないはずである。

研究費と成果の関係

…費が年間$200K(R011つぐらい)と$800K(3−4つくらい?)の間を比べると、成果は確かにが多少上昇しているが、研究費の投入量に対してそれほど伸びているわけではないことがわかる。それどころか$1M(1億円くらいか。。。)以上の超裕福なラボでは、生産性が下がっている。。。研究業界全体の、費用対効果でいえば、複数のR01を1つのラボに集中させるより、R011つずつくらいを多くのラボに配ったほうが上がりやすいということなんだろうか。ラボの規模がある程度以上大きくなると、一人…

どうでもよいが、

前回とったR01は、スタディーセクションの中でトップのスコアだった、とNIHの人に教えてもらった。

新しいフォーマット

…ットを大きく変えた。R01だと、昔は25ページだったのが、今は半分の12ページとなる。最近、自分のやろうとしていることにぴったりのRFA(Request for application)グラントをみつけたので応募しようかと思い、いまさらながら、このフォーマットについて調べてみることにした。せっかく、昔のフォーマットに慣れたのになあ〜。基本的には、NIHのガイドラインに書いてあるとおりで、旧フォーマットでは Specific Aims Background and Signif…

あけましておめでとうございます。

…ったのも、久しぶりか。今は時差ぼけでふらふら。昨年は、3年目のラボとしては最高の1年だったといってよいだろう。Natureへ出版した論文の評判はとてもよかったし、R01、HHMIなどの大型のグラントも次々とあたり、SfNからの学会賞もあった。自分自身、順調すぎるのではないか、と思うくらい。今年は、テニュアを目標にできるかな?目標としては、論文は、オリジナル論文が2−3報、レビューが1−2報程度か。グラントは今年は書く必要はないので、その分自分の研究の時間がある。。。といいが。

もう1つも。

どうやら、もう1つのR01も無事に正式にApprovalされたようだ。予算カットもされず、年間$250K(モジュラー予算枠で最高額)の5年間がまるまる来るという話だった。リクエストした予算が満額で許可されるのは初めてなので、とてもうれしい。HHMI、NSF、NIHとグラント獲得ラッシュで、9月から年間予算が$700Kを超えて、ほくほく。

週一日記

…ば、「あなたの最初のR01グラントは、どういう内容になりますか」というもの。NIHのR01グラントは、5年間と長く金額もかなり大きいので、ラボを立ち上げるためには絶対に必要なものである。また、R01をとると多額の間接経費が大学に入ることもあって、大学もR01がとれる研究者がほしい。そいうわけで、R01を書けるようなねたをもっていること、テストできる仮説があること、Significanceをきちんと専門でない人に説明できること、実行可能なプランを立てられること、などを見ることに…

HHMI Early Career Award !

…リー+設備費だから、R01が1.5-2個分くらいか。自分の給料をグラントから払わなくてよい、と事だけとっても、ものすごく助かる。10日は大学の人からも、次々とお祝いのメールが届いて、幸せな気分だった。受賞者の顔ぶれをみると(実はだいぶ前から知っていたのだが) 日本人がもう1人いる、というのもうれしい限り。神経分野ではざっとみたところ6人。カールディザロスと、レイチェルウィルソンなど、いわゆる業界の超スターみたいな人たちもいる。Dukeからは二人で、もう1人はケネスポスという細…

審査のコメント

…通りそう」といわれたR01審査のSummary statementがアップロードされていた。グラント申請で、こんな手放しの賞賛は初めてかも。。。"This is an outstanding application, in which ...."から始まって、"The reviewers were impressed by quantitative rigor .... , committee recommends the application with the highe…

NIHのスコアがいつのまに。。。

…応募していたNIHのR01グラントのStudy sectionでのreviewが最近終わったらしく、スコアがいつのまにかサイトにアップロードされていた。Priority scoreが140点で、PercentileはRFA(Request for Application)なので無し。Priority scoreは最高点100点から最低500点までで、150点以内なら、「Outstanding」のカテゴリーにはいるだろう。前回通ったR01は170点(18 percentile)…

景気刺激パッケージ

…、まだNIHでどうやって使うかは完全には決まっていない模様。またまたうわさだけれども、NIHは3つほどのお金の使いかたを考えているとか。1つは、08−09年にレビューされたR01グラントについて2年間限定でグラントを出すというもの。2つめは、今すでに行われているプロジェクトの、装置などの補助的なものとなるもの。3つめは、2年で1億円みたいな極端な短期グラント。2つめと3つめはRFAが出そうとか。うーん、2年って、短いよなあ。金額は小さくてもよいから、長くやるグラントがほしい。

サイエンスもネーチャーも

…げさとしても、実際問題こういうことって、よくありそうである。3−4年調子がわるいと、すぐにグラントの更新ができなくなってしまうわけだから。どうやら、若い研究者の最初のグラントは比較的容易に取れるものの、そのせいであおりを食った形になった中堅どころの研究室が、グラントのRenewalに苦しみ研究室をたたむ、という例が多くあるもよう。って、私もあと3年で今のR01が切れるわけで、つまり来年(3年目が終了)にはRenewalを書きはじめる必要があるわけだから、人事じゃないよなあー。

NIHのStudy sectionへの戦略

… Ken 『RFA(R01) の Study section、行って来ました。結論から言うと、グラントの審査の過程はやっぱりかなりのランダムプロセスなんだなぁ、という印象です。レビューワーは Applicationを丹念に読んでCritiquesを書きますが、結局 Study section では医者のカンファレンスみたいに「2,3分プレゼン」にまとめるんですね。んで数人のプレゼンの後で熱い議論がある訳ですが、丁々発止の最中に Applicationを繰って確認することは(時…

NIH.

R01の2つめをかいている。RFAで、10月締め切りだとおもっていたら、9月だった、という。。。最近はこれにかかりきりで、睡眠不足。ポスドク時代も一日5時間くらいしか寝ていなかったけど、あのころを思い出すなあ。3日前くらいから書き始めて、ページとしては95%くらい埋めた(25ページ中、24ページ)。われながら、書くのもずいぶん早くなったものだ。英語を書くこと自体には、ほとんど抵抗がなくなったかなあ。いつも英語をチェックしてくれるマイクによれば、文法的にはよくないところがあちら…

週末はお休みー。

…メージングでPlasticityを観察する、という企画のRFAがあることを発見。なんと、まるっきり私のためにあるような、グラントではないか。しかもR01!NIHの人がちょっと前に、「君の研究にぴったりあっている企画がもうすぐあがるよ」、とジャネリアのミーティングで教えてくれたのだが、これのことだったんだな。これは、9分9厘、通るでしょう(いや、もうちょっと控えめにいっといたほうがいいか)。ということで、いつのまにか、グラントのネタになってしまったが、結局これが仕事なんだなー。

Tenure審査の基準は?

Lab

…まった。さて、去年はR01もとったし、資金集めという意味では、とてもよい年であったが、論文という意味では2007年の実績ゼロという、ある意味低空飛行な年であった。まもなく共同研究のものが1つ出版されるが、うちのラボの仕事として出版されるものが必要だ。2008年中にPublishできそうな話が3−4個はあるから、今年は確実に論文をだしていきたい。まもなく、Tenureの中間審査がある。私のTenure審査コミティみたいなものができ、彼らのアドバイスをうけながら、6年目のTenu…

いよいよスタート

…うちに、例のNIHのR01グラントが、ようやく今日から正式にスタートとなる。本当にぎりぎりまで正式なアナウンスがなくて、4月5日になって、突然メールが来たので、多少どきどきした。本当に、ぎりぎりまで、あの書類をよこせ、この書類をよこせ、というメールが来る上に、そのメールには「これは予算が下りることを保障するものではない。」という文句が毎回毎回書いてあるからなあ。最近は、予算を使いすぎて、お金がなくなりつつあったから、何事もなくお金がおりてほっとした。それにしても、予算をもう一…

忙しい日

Lab

…しまう。これがよいことなのかどうかわからないが。そのかわり、彼らは私のプロポーザルの英語をみてくれる、というわけ。。。かな?プロポーザル書きというのは、いったんコツをつかめばそれなりに簡単なのほうだと思うのだが、それまでには結構なトレーニングが必要なもののようだだ。Scientificによいアイディアがあっても、それをきちんと文章にできなければ、だれもわかってくれない。まあ、そういう私もR01では、「書き方がよくない」といわれた口ではあるから、まあ修行が必要なのだろうが。。。

なんとなんとなんと、R01が。。。

…ら電話があり、最初のR01が一発で通ってしまった。どうやら、Percentileは低かったものの、最後の最後にNIMHのプライオリティにひっかかったようだ。大逆転である。年間200Kドル、5年間で1Mドルと、20%カットされたものの、これだけもらえれば文句はない。わはははははははははははははははははははは。とつぜん、Reviseの苦しみから解放されたうれしさで、おかしくなりそう??NIMHのプライオリティには、Traction refers to the capacity f…

いつまでも引導を渡されない。。。

…て、私の6月にだしたR01グラントは、プログラムオフィサーに「望みがほとんどない」といわれて数ヶ月。しかし、いつまでもステイタスはPendingなのである。気持ち的には、微妙に宙ぶらりん。もちろん、Reviseも書いてはいるのだが、なんかきっちり引導を渡してくれたほうがすっきりするような。。。順位が20%以内の人は全員まだPendingなのかしら。まだシステムがいまいちよくわからない。「オール アバウト グラント チュートリアル」には、スタディセクションで外部のレビューワーに…

眠れない。。。

…気もしないでもない。R01グラントのReviseを書きはじめたせいか、夜に眠れない。6月に最初に提出したときもそうだった気がする。いろいろな作戦が頭に浮かび、ぐるぐる回ってしまう。実際は、布団の中で同じことを繰り返し考えているだけで、別に特に進展があるわけでもない。グラントの残りは、 Autism foundation - 1.5年 Sloan foundation - 1.5年 Dana foundation - 1年 Burrouhs Wellcome - 1.5年 Wh…

沢山申し込み。

…高いだろう。そして、R01のReviseで3つだ。だんだんエフォートが100%に近づいてきてしまったので、どうにかせねばならない。エフォートは、それぞれのグラントに配分する自分の時間の割合で、自分の給料もそれに応じて払う。いくつかのグラントは「20%以上のエフォート」などと規定があるので、それほど沢山の数のグラントをとれるわけではない。今回は、R01で30−40%くらい、のこり2つは5%かな?今年の6月までは、自分ではらった給料は全てスタートアップに上乗せされるので、よくよく…

早速書き始める。

R01のReviseを書き始める。レビューワーからの数々の疑問に対して答える形で申請書を書く。あーあ、またしても申請書書きの毎日か。申請書を書くのも、最初はそれなりに新鮮だったが、少し飽きてきたかなー。やはり、本当にチャレンジングな内容は書けない、というところが、いまいちである。半分以上答えを知っている内容について、詳細に、つつかれないように書き上げる、というというのは、時間つぶしなんではないか、という気持ちになることがあったりして。。。なんか、正月そうそう愚痴っぽいな。まあ…

あけましておめでとうございます。

Lab

今年は年男。もう3まわりしたわけだ。なんまわりいけるかな。。。今日から新しいポスドクが参加する。だいぶラボも大きくなってきたな。去年は当初の資金集めにはまず成功。今年の目標はもちろん、最初の論文、そして最初のR01だ!