週一日記

すっかり週一の日記になってしまった。。。最近あまり事件がないってことかな。先週は、何人かのファカルティ候補が2次面接にやってきて、チョークトークをしていった。普通2次面接だとかなり候補も絞り込まれるものだが、まだ数人もいるという事態。。。よっぽどよい候補が多いということか?チョークトークというのは、候補の将来の計画を、黒板とチョークを使って伝えるというもの。多くの大学の面接で行われるが、期待されていることを知らないと失敗してしまうものである。ここで聞かれているのは、簡単に言えば、「あなたの最初のR01グラントは、どういう内容になりますか」というもの。NIHのR01グラントは、5年間と長く金額もかなり大きいので、ラボを立ち上げるためには絶対に必要なものである。また、R01をとると多額の間接経費が大学に入ることもあって、大学もR01がとれる研究者がほしい。そいうわけで、R01を書けるようなねたをもっていること、テストできる仮説があること、Significanceをきちんと専門でない人に説明できること、実行可能なプランを立てられること、などを見ることになる。そもそもチョークトークで何を期待されているかを知らなかったような候補もいたりして、そういう場合あまり建設的な議論にならずにチョークトークが終わってしまうこともある。そういうときは評価する側も難しいだろうと思うが。。。

あとは、ポスドク候補を一人面接。ラボを大きくできるメドがたったので。こういう機会にはラボのみんな+候補でちょっといいランチを食べることにしているので、それも楽しい。ポスドク候補は、特に遠くから面接に来る場合、面接に呼んだ段階で、オファーを出すつもりでいることが多い。最近少し論文が出始めたとはいえ、まだ駆け出しのラボなので、オファーを出したポスドクが実際にそれをアクセプトする確率は結構低かったりする。

さてさて、今週は、HHMIのオリエンテーションミーティングがあり、そのあとすぐにコールドスプリングハーバーでシナプスの学会。セッションチェアなので、名前も載っている。1週間に2つもMeetingがあると、ちと忙しいし、旅程がやや複雑。コールドスプリングハーバーはポスドク時代にいたところだから懐かしいけれど、3年もたつと、さすがに知り合いはあんまりいないだろうなあ。