2010-01-01から1年間の記事一覧

2011年!

2003年以来の素数の年。次は2017年。みんなによいことがありますように。昨年のハイライトはやはり年末のNatureアクセプトか。M君の4年ちかい努力が実った形となった。M君おめでとう!今年は、家族と日本で年末、年始をすごしている。友人のいる某製薬会社で…

アクセプト!

Nature誌に送っていた論文、一人のReviewerが問題になっている話はすでに書いたが、そのあと2日くらいで、とりあえず「こんなかんじでReviseしようかと思います。エディターさんはどう思いますか?」というメールをエディターに送る。メールにはPreliminary …

もうちょっと!

Reviseに出したネーチャー誌の論文。結果が返ってきて、もう1回Reviseをしなければならない模様。Reviewer3人中二人は完全に合格で、相手はあと一人!しかし、この最後の相手は強敵で、さらに多くの追加実験を要求。一度Reviseし、Reviwerのすべての指摘に丁…

サイエンスは経済とともに動く。

経済が収縮すれば、サイエンス業界も影響は免れない。そして重要なことは、業界の「幸せ度」は、絶対的な金額ではなくて、金額の傾きに比例するということ。アメリカでも一時期サイエンスへの予算が倍になったことがあり、それにともなってサイエンティスト…

サイエンスはパッションである。

食事のとき、トマススドフ(前シナプスのメカニズムの研究で有名なとっても大研究者)のとなりに座ったのだが、なんとなく家族の話になって、子供はサイエンティストになったのか?と聞いたらNoと答えた後に、続けた言葉が表題のやつ。実際サイエンティスト…

jジャネリアで〜す。

またしても学会。ワシントンのHHMIミーティング。ここは、いつも、ほんとに(サイエンティフィックに)面白い人に会える。で、真夜中まで飲みすぎ。。。いつものことだけど。食前、食後にワインをのみまくり、その後バーでマティーニを飲んで、卓球もしたの…

いきなり雪か。。。

だいぶ紅葉もすすみ、秋になったな〜と思ったら、急に冷え込んで、今日は大雪。そうか、もう12月か。。。とあらためて感じる。この辺は冬はたいてい晴れているんだけど、たま〜にこういうことがあるんだな。森だらけなので、つもりはじめると早い。もう2010…

投稿

Invited review論文を1つ始末する。最近卒業して意気も上がるM君がぜひ書いてみたいということで、一緒に書くことにしたが、やはり1つ論文を仕上げるのにはそれなりに時間がかかる。締め切りを大幅に過ぎたが、最後の締め切りといわれたラインぎりぎりに提…

R01

サンディエゴからグラントの提出。日本の神経学界Off会で酒を飲んで、いきおいをつけてから、えいっとボタンを押す。期限は明日だけど、一日余裕をもつのが大人?なんてね。明日は移動日なので。それにしょても、たった12ページしかないグラントは、書くのが…

サンディエゴなり

今回は、神経学会のために、サンディエゴに。ここは2回目だけれど、なかなかに美しい町だ。昨日は友人であり共同研究者でもあるスコットがOrganizeした"Regulation of the Postsynaptic Cytoskeleton"シンポジウムでトークをした。スコットは、このシンポジ…

そろそろテニュアなのかな?

すでにDukeにきてから5年目。毎年この時期にある学部長との1対1の面談で、そろそろテニュア (永久在職権のこと)のプロセスをはじめるか、ということになった。テニュアを持っていなくてもよい研究は続けられるだろうし、持っていても研究ができないような…

ためかせ?

「翼をください」、といえば、日本の小中学校の合唱コンクールの定番、うちらの年代なら音楽の時間でも歌う名曲。しかし、音楽の時間で歌詞を見ながらうたってから、当時から歌詞で、意味のわからないが一箇所あり、それはなぞのままであった。さびの部分: …

さぶみっと

M,H両氏の6ヶ月の大変な努力で、追加実験を終了し、Nature誌のRevisionをオンライン投稿。N誌ではSupplementary Figure(補足のための図)が多くなり勝ち。レフェリーの要求した追加実験は、ほとんどコントロール実験だったため、Supplementaryに入ることに…

東京→金沢→東京→ノースカロライナ

金沢へ共同研究の打ち合わせにいく。相手研究室のM君に兼六園につれていってもらったりもする。来年からうちのラボにくることになっているが、どうなるか楽しみ。食べ物はやはりおいしかった。一日のみで東京へ帰り、ノースカロライナへ。今回はマイレッジを…

北京→日本

北京の最終日は、CSHL時代の友人に招待されて、精華大学で講演ののち、彼のところの学生が夏宮へ連れて行ってくれた。その学生が写真を彼のカメラでたくさんとってくれた。その後は日本へ。偶然にも慶応中等部時代の先生の引退のお祝いがあり、行ってみたと…

北京

腰痛もほぼなおり、昨日北京に昨日の夜到着した。今日の午前中は学会がセッティングしてくれた万里の長城へのツアー。1時間くらい、まさに壁を「のぼる」感じで、頂上からの眺めは格別であった。またしてもカメラをもっていかなかったのが悔やまれる。ずいぶ…

スーツの日と、休講。。。

ラボの学生たちが、つきに一度「スーツの日」を作る、とかいって、今日はみんなスーツとワイシャツ、ネクタイをつけていた。研究者って、スーツを着るチャンスなどほとんどないので、学会やインタビューのために買ったっきり使わないことになるわけで、こう…

研究費と成果の関係

NIGMSおよびDrugmonkeyより。 NIHからもらっている研究費と成果、ここでは論文の出版数およびそのインパクトファクター(雑誌のレベルの指標)、の関係のデータ。まったくもってリニアになっていないところが面白い。研究費が年間$200K(R011つぐらい)と$8…

ケベック2

ミーティングは、やはりいろいろな人と会うという意味で大事だと改めて思った。顕微鏡を中心として神経の研究をやっているコミュニティは比較的小さく、先週のウッズホールのミーティングもあわせて、2つのPhotonicsのミーティングは最新のテクニックを議論…

ケベック

今週はカナダのケベックのNeurophotonicsミーティングに、共同研究者のポールより招待される。ポールはひと夏ウッズホールですごしたので、家族ぐるみでよく遊んだ。ケベックはフランス語圏なので、ポールの子供たちは基本的にフランス語しかしゃべらないの…

どうでもよいが、

前回とったR01は、スタディーセクションの中でトップのスコアだった、とNIHの人に教えてもらった。

新しいフォーマット

最近、といっても1年も前のことだけれど、NIHは、グラントアプリケーションのフォーマットを大きく変えた。R01だと、昔は25ページだったのが、今は半分の12ページとなる。最近、自分のやろうとしていることにぴったりのRFA(Request for application)グ…

論文審査

だんだんと論文審査を依頼されることが多くなっている。今のところ、ひどく大変というほどでもないが、グラントとか、論文投稿などと重なるとちょっと厳しいと感じることもある。前は1週間以内に出していたけど、少しずつ遅れ気味になっているかもしれない。…

ウッズホールなり。

またまたウッズホール。今回はMeetingだけど。夏の間に借りていたラボは、まだコラボレーターが引き続き延長して使っており、そこでの議論もかねてくる。勝手しったる。。。という感じもあるが、夏とちがって妙に人が少ない。キーノートはノーベル賞をとった…

まもなく帰宅へ

今日はねむれないが、もう帰るからいいか。ホテルででる朝食のハムとかパンとか、普通のものがおいしいのに驚く。前にスイスやドイツにきたときも思ったけど、アメリカってやっぱり食事の不味いところなんだなあっと。。。こっちにすんでいる研究者に聞いて…

スイスだよー。

スイスの、バレー学校で有名なロザンヌでやっている、FENS-IBRO Imaging trainingコースに教えに来る。ジュネーブの近辺は2回目だけど、あいかわらず美しい場所だなあ。今日はジュネーブにあるカレル研時代の友達のアンソニのラボを案内してもらった。明日…

Supplemental materials 廃止へ!

ウッズホールにいるときに共同研究者から聞いた話。Journal of Neuroscience がSupplemental materialを掲載することをやめるそうである。Supplemental materialsは、ページ制限の関係で主論文に入りきれなかった図や説明をOnlineで閲覧できるようにしてある…

帰ってきた。

Lab

MBLからノースカロライナに、えっちらおっちらと車で帰る。朝6時にでて、夜の11時だから、15時間か。毎年、行って帰ってくるたびに、もうちょっと近ければなあと思う。8月も後半になり、まもなく学校もはじまるが、まだまだDurhamは暑いなあ。新学期が始まる…

ロブスター食った

スーパーStop&Shopで活きロブスターを買ってゆでて食べた。ウッズホールで夏をすごすのは3年目だが、自分で調理するのははじめて。とりあえず動いているロブスターに感動したし、活きたままゆでるのはちょっとかわいそうだったけど、1パウンド8ドルとリー…

日本語

アメリカ暮らしが長いティラノも、日本語や読み書きはそれなりにきちんとできる。日本人に比べるとやはり日本語の語彙がすくないのはしかたがないか。「戦後」とはどういう意味か、と問われれば「世界大戦2号の後」と答えるところは直訳的か。外来語の発音…