ためかせ?

翼をください」、といえば、日本の小中学校の合唱コンクールの定番、うちらの年代なら音楽の時間でも歌う名曲。しかし、音楽の時間で歌詞を見ながらうたってから、当時から歌詞で、意味のわからないが一箇所あり、それはなぞのままであった。さびの部分:

この大空に 翼をひろげ
 飛んで行きたいよ
 悲しみの無い 自由な空へ
 翼はためかせ 行きたい

今日、なんとなく昭和ではやったものの話題になり、酔っ払っていたので、ひいことこの歌を歌って、そういえば、と思い、思い切ってひいこに聞いてみた。



翼はためかせ、の「ためかせ」って何?

この部分は、意味がわからずに30年も過ごしていたわけで。なんとなく、



翼は(当然「わ」と発音)、その ため に必要だから 貸せ

という文章を歌にいれるために、むりやり省略した、という解釈がもっとも有力だとおもっていたのだが。。。ちゅうか無理やりすぎ。それに、なんか「貸せ」というところが、ちょっと乱暴な感じ。

ひいこに、顔を10秒くらいのぞきまれたあと、大笑いされ、正解は、


(ここに区切り!) はためかせ

であると知らされ、当然「はためかせる」という日本語があることに思い至り、30年の疑問が一気にとけたわけだが。。。。日本語はむずかしい。

その昔、四谷大塚学習塾に通っていたころ、長文読解で、

今はやりのインスタントである

という文章を、

今は、槍のインスタントである

と読んだことも思い出した。ちなみに、私は帰国子女ではない。ひいこは帰国だけど。