研究費と成果の関係

NIGMSおよびDrugmonkeyより。
NIHからもらっている研究費と成果、ここでは論文の出版数およびそのインパクトファクター(雑誌のレベルの指標)、の関係のデータ。まったくもってリニアになっていないところが面白い。研究費が年間$200K(R011つぐらい)と$800K(3−4つくらい?)の間を比べると、成果は確かにが多少上昇しているが、研究費の投入量に対してそれほど伸びているわけではないことがわかる。それどころか$1M(1億円くらいか。。。)以上の超裕福なラボでは、生産性が下がっている。。。研究業界全体の、費用対効果でいえば、複数のR01を1つのラボに集中させるより、R011つずつくらいを多くのラボに配ったほうが上がりやすいということなんだろうか。ラボの規模がある程度以上大きくなると、一人あたりの論文数が減る傾向があるだろうとは思うので、このデータは納得はできる気はする。うちのラボの年間研究予算は、$700Kくらいだから、ラボあたりの生産性ではピークに近いことになるかな。