論文審査

だんだんと論文審査を依頼されることが多くなっている。今のところ、ひどく大変というほどでもないが、グラントとか、論文投稿などと重なるとちょっと厳しいと感じることもある。前は1週間以内に出していたけど、少しずつ遅れ気味になっているかもしれない。

ところで、業界でもトップジャーナルの1つであるNeuronは、過去の自分の論文審査レポートとともに、同じ論文に対する他の人の審査レポートが見れるようになっている。他の人の審査と、自分の審査を比べれば、自分の審査がリーズナブルだったかどうか確認できる、というわけかな。ほとんどの場合、レビューワー全員が同じような結論をだしている。しかし、これまで、Neuronからの依頼で審査した論文は、すべてリジェクトになっているのは偶然かなあ。自分だけでなく他のレビューワーも同じ結論に達しているので、とりたてて厳しい審査をしているとは思わないのだが。

論文審査を引き受けて、読んでみて、あまりおもしろくない論文だと、時間の無駄をしたような気持ちになる。審査レポートには、それなりに建設的な意見を述べなければいけないし。最近は、英語のチェックも、よっぽど微妙なとき以外は学生に頼まなくなったので、日本人からのレビューってばればれだろうしなあ。