サイエンスはパッションである。

食事のとき、トマススドフ(前シナプスのメカニズムの研究で有名なとっても大研究者)のとなりに座ったのだが、なんとなく家族の話になって、子供はサイエンティストになったのか?と聞いたらNoと答えた後に、続けた言葉が表題のやつ。実際サイエンティストになるにはかなりの辛抱がいる。PhD→ポスドクと、大学でてから10年以上もかかるトレーニングは、ふつうに考えてとてもその価値があるとは思えないかもしれない。そして、実際のところ、アメリカで一流大学の教育をうけてふつうに就職をすれば、プロフェッサーなみの給料がいきなりもらえるわけで、それと10年のトレーニングのすえのポジションを秤にかけるほうがどうかしている。というわけで、情熱があるからこそ、できる、という話。まあそのとおりだね。