2004-01-01から1年間の記事一覧
昨日TTさんとTakaさんとの雑談で。どうやら科学者はいい人、というふうには いかないケースも多いらしく、人の仕事を奪うような人がいるようだ。共同研 究などで、First/corresponding authorを奪う、というのはまあよく聞くが、 TTさんの知合いのポスドクは…
夜遅くなってしまったが、帰って一人で梅酒をのみながら、飯を食う。ラボの食堂の飯は我慢できないほどまずいので、昼は弁当、夜は家で食べる。夜は遅くなってしまうことが多いので、夜中までStarvingな状態で、食って酒を飲んだりしてすぐに寝る。これで太…
ハイニンの友達がデューク大学のPhDコースにいるのだが、私に彼のThesis committee(副査みたいなもの?)を頼むかもしれない、という話しだ。まだ行っ てもいないうちに?!と驚いたが、まあ光栄な話しではあるし、私のためにもな るであろう。
明日のジャーナルクラブではハイニンの番。どの論文がいい?と聞いて来たの で、最近scienceに発表されたM.Ehlersの 論文を推薦しておいた。もちろん、デュークからだからなんだけどね。彼 の論文は、独特のひらめきみたいなものが感じられて好きなのは確か。…
朝はKindergartenに通う娘Nozの先生と個人面談。Nozは去年Preschoolで順応 がうまくできなかったことと、学校が始まる前のスクリーニングテストの点が 非常に悪かったので、一年おくらせたほうがよいのではないか、と心配された、 という経緯がある。英語力…
年に一回、Cold Spring Harbor Lab全体でシンポジウムがある。各ラボのボス が15分ずつ、自分のラボの仕事について話して行くのだ。二日間ぶっ通しの一 大イベントである。ポスドクは、というと自分のボスやよく知っているラボの ボスの発表には顔を出すが、…
私のH-visa更新と同時に子供、妻のH-visaの更新も必要なのだが、そのために 出生、婚姻証明書が必要。ということで、マンハッタンの日本領事館までえっ ちらおっちらとロングアイランド鉄道で行く。朝子供を学校に送ってからすぐ に出て、書類をとってすぐに…
調律の話の続きを書こうと思っていたが、よっぱらいすぎて今日は無理。また来週かな。新しくきた楽譜で弘子とワインを片手によっぱらい合奏。まずはシューベルトのバイオリンソナタ。美しい曲だ!うちらには珍しくロマン派の曲なので、転調などになれず、ま…
いい天気だったので、息子と落ち葉をレーキでのんびりと集めた。すると、そこに大家さんがやってきて、ぶおーっと風を起こして葉っぱを集める機械で、あっというまに掃除を終わらしてくれた。で、はっぱをビニールにいれるのを手伝ったりしていたら、何を思…
一緒に実験している大学院生が、フェローシップにアプライする、というのでそのアプリケーションをチェックする。英語はもちろんnativeな彼のほうが上手だが、まあこの手の文章は、年の功といものも必要なので、先輩ヅラしていろいろアドバイスする。それに…
土曜日のスケジュールもいつも同じで、子供を日本語学校におくり、研究室へいく。日本語学校は車で45分くらいのポートワシントンというところにある。朝のこの運転は鬼門。眠りそうになってしまうのを耐えながら運転する。コーヒーもあまり効き目がない。普…
毎年、 BWFと HHMI が共同で行うLab managementコースがある。来年6月分の申し込みの 締め切りがすぎてしまっていたのだが、まだ空きがあるという手紙がきたので、 申し込んだ。ちょうどラボを始める(来年の7月ごろ)直前になるし、そこらで、 研究室経営のや…
ポスドクオフィスで私とポスドクAはとなりの机を使っている。二人ともだら しないので、机の上はmessyだ。とくに境界のあたりは論文の山が積み上げら れている。ふと、気がつくと、境界の奥にある相手の山のほうがずいぶん高く なっていて、まずいな、と思っ…
このサイトにも、たまに書き込みを頂いている Ryoさんと、Kami さんが、共同 で論文紹介のためのサイトを公開している。私も以前、このようなシステムを 作れないかな、と思っていたことがあるが、すでに出来ていたとは知らなかっ た。その他、id:pooneil:20…
Science Dynamic Instability in a DNA-Segregating Prokaryotic Actin Homolog, Science, Vol 306, Issue 5698, 1021-1025 , 5 November 2004 Microtubules, a polymer made of tubline monomer, randomly alternate between periods of elongation and sho…
ジャーナリストの大野氏 が、プロのジャーナリストは、どんな分野の内容でも追えなければならな い、と書いている。社会問題が専門でも経済や科学についても書けなければい けないんだそうだ。プロのピアニストが得意作曲家があるにせよ、全ての曲を 一通り…
Society for Neuroscience学会で驚いたのは、2-photon顕微鏡を使っているラ ボがものすごく増えたこと。レーザーを買えるお金があるラボはみんな買って るんじゃない?WebbやDenkが生物に持ち込んでから10年以上たっているが、生 物顕微鏡として市民権を得た…
今日は、Typicalな1日だった。つまり、朝は子供を学校に送った後、コーヒー をのみ、研究室へ。そして、くらーい顕微鏡室にこもり、実験。ひたすら実験 したあと、夜は解析。実験の合間にネットサーフィン論文読み。 比較的単調な毎日が繰り返されるので、日…
H1-visaの3年の期限が来年の5月で切れるので、延長のための書類をそろえる。 どうやら、通常90-150日くらいかかるようだ。家族のH4-visaには、出生証明 と婚姻証明が必要なので、日本から戸籍謄本を取り寄せる必要がある。これは ちょっと(頼まれた私の親が)…
Brain wave で、またしても脳力ドーピングの話題だ。セラピーとenhancementとの境界はどこか、という議論。もうすでに健康な脳のパフォーマンスを、さらにアップさせる薬があるのは、前にも書いたとおり。この薬を処方することに関しての、倫理的な問題は、…
先週、調律について書く、と予告したので、まあ、うんちくとして。真中のドの音は普通約260Hzの振動。だけど、同じドの音でも楽器によって音色が違う。これは倍音のためなのだ。実はドの音をならすと、倍の520Hz(2倍音), 3倍の780Hz(3倍音) ....の音も出…
あれれ、おいらのパソコンがどこかにいっちゃったぞ。日本から買ってきたパソコンで、とても軽くて旅行などには重宝するのだが、薄くてどこにでも入るので、置き場所を忘れると見つからなくなってしまう。私のような、Sloppyな人間には向いてないパソコンだ…
ぶははは。IQとVoteの関係 ( Slashdot 経由) おもしろい! 注目だった、Ohio, Floridaがちょうど中間にあるところもおも しろい。 もっとも、Slashdotの議論にもあるように、statistical significanceは、因果関係をあらわすものではないので、注意が必要だ。…
■CSHLセミナーは、"Wrong Site, Wrong Splice, Wrong Message: Election of Splice Sites in Two Genetic Diseases." という題名。mRNA Splicingの話なのだが、スピーカー はブッシュの再選に関して憤慨を表していた。 ■弘子の初論文(日本語)。Prenatal care…
はたして、ポスドク候補のセミナーは、とてもよかった。やっぱりNativeな人 は、Presentation が上手だ。質問の受け答えなども、なかなか見事だった。 やはり、トークを上手にこなせる人は、仕事もできる、という印象を与える。 ところで、ポスドクのインタ…
Karelのところに、ポスドク候補が面接にきていた。UCSFの学生、というかちょ うど学生が終った人。ちょっと話しをした感じではなかなか賢そうだ。アプラ イしたのが去年の冬のようだから、なかなか時間がかかっている。明日がセミ ナー。 カレルラボの面接で…
(多分)ほとんどの研究者の願いもむなしく、ブッシュ君が勝ってしまった。研 究室の人達は、みんなショックをうけていて、暗い表情。ラボの雰囲気が悪い。 このあとどうなるんだろう、という不安なのだろう。戦争好きで、金持ち優遇 のリーダーではね。 ある…
選挙の日、学校は休みだが、ラボは休日ではなかった。しかし、研究室は、やはりがらんとしている。Karelは、ボランティアで選挙活動をやりにいったらしい。他にも多くのラボの人が田舎に帰って選挙活動をしているようだ。現状をなんとかしよう、というラボの…
明日は大統領選挙。アメリカ人はえらくもりあがってるが、うちら外国人はも ちろんかやの外。アメリカのローカルな選挙でも、世界が大きく影響を受けて しまう。しかし、実際に投票する人は、もちろん世界の利益ではなく、自分自 身の利益のみを考えるわけで…
いつもどおり、合奏も少し。バッハのバイオリンソナタ。最近ワンパターンになってきて、あきてきたので、弘子が楽譜をいくつか注文したのだが、例のカード紛失騒動で、すべてキャンセルに。。。。一人で、Well-Tempered Clavier bookも弾いた。これは、日本…