ラボ シンポジウム

年に一回、Cold Spring Harbor Lab全体でシンポジウムがある。各ラボのボス が15分ずつ、自分のラボの仕事について話して行くのだ。二日間ぶっ通しの一 大イベントである。ポスドクは、というと自分のボスやよく知っているラボの ボスの発表には顔を出すが、あとは実験していて、あまりまじめに参加してい る人は多くない。そもそもたった15分でイントロからきちんと話し切るのは難 しいので、専門外の話しになると、結局よくわからない、というのが問題とい う気がする。

お楽しみは、というとシンポジウムが終った後のカクテルパーティーとディ ナー。この時間になると、突然人が増えるから、やっぱりこれが、シンポジウ ムの目玉なのだろう。私達がCSHLに来たばかりの4年前は、景気もよく寄付も 沢山あったようで、このディナーはロブスターなどがでる豪勢なものだった。 景気が後退するとともに食事のレベルも年々落ちていき、今では、普段の食事 に毛が生えた程度だ。弘子は残念ながらディナーには来れなかったのが、まあ わざわざラボにくるほどのものでもないかもしれない。

Takashiさんや、Naoさんと飲み食いしていたので、日本語をしゃべくる感じの わるい集団だった。最後は学生のM君に、今後の身の振り方の説教をたれるな ど、よっぱらい全開な感じ。まあ、たまにはこういうのも悪くないだろう。