Career

学生のインタビュー、行くべき?

デューク大学メディカルセンターも、大学院生のリクルートの季節のようだ。2月には1次審査で残った学生達のインタビューがあるらしい。私ももうすぐ教員になるわけで、「大学院生の候補達と話をしたい?」、とチェアがメールをいれてきた。確かに、自分の研…

リヒトマンとのお話

今日は最近ハーバードに移ったジェフ リヒトマンがトークした。そのあと昼食で彼と話をする機会があった。面白かったのが、彼が基本的に"hypothesis driven"な科学を嫌っていること。NIHグラントなどは、基本的にHypotehsis drivenなプロポーザルでなければ…

トーク練習会

友人のNは、インタビューにたくさんよばれて、就職活動もなかなか順調な滑り出しをみせている。彼は、今までに在籍した3つのラボ全てで、よい仕事をしているので、やはり評価は高いようだ。あとは、ジョブインタビュー次第だろうが、きっとよいポジション…

演奏会とトークで思うこと

私は、チェンバロやピアノの演奏を人前でしたことが多分10-20回くらいはあるが、もちろん、よいときと悪いときがある(アマチュアレベルの話しなので、あしからず)。おちいり勝ちなわなは、観客を意識して酔ったような状態になること。それで、演技にはしっ…

ポスドクの給料

一般にアメリカでは、生物系のポスドクの給料は低く、コンピューターサイエ ンスになると高い。平均にすると、年収で1万ドルは違う。テクニシャンも同 様で、ラボのプログラマの給料はかなり高いことが多い。 この差はやはり競争原理によってうまれるらしい…

職探し

2004-2005年のジュニアプロフェッサーの就職戦線も、中盤を向かえたようで、 早い人は、もうインタビューの招待をもらいはじめているようだ。インタビュー のセミナーは日本人が一番苦労するところかもしれない。なにしろ、戦う相手 のほとんどはネイティブ…

実験

実験は、系がうまく組めて来て、進みつつあるのだが、どうもカレルのラボに いるあいだには終らないのではないか、という気がしてきた。来年は、ラボの セッティングなどで忙しそうだしなあ。とりあえず、中途半端な話しでいいか ら論文を書いて残りは自分の…

熱いカレル

カレルから、ラボの将来についてのアナウンスがある、というメールがまわっ たので、みんな心してミーティングにのぞむ。カレルの口から告げられた最終 的なラボの行き先は、意外な場所だった。 これまでの憶測では、暖かいシティライフの好きな奥さんの意向…

アメリカのPhDの就職活動

さて、先日Thesis defenseがあった、トムは無事PhDを取れる予定のようだ。 彼はポスドクをやる気はないようで、早速就職活動開始である。これのプラン では、ソフトウェア関係の仕事を銀行かソフト会社などで学び、そのあとに大 学のTeaching position など…

ポスドク候補インタビュー

ノーベル賞科学者のマッキノンのところの学生がカレルのところに、ポスドクインタビューにきた。なんかこの名前しってるよ、と思ったら、MBL(Marine biological laboratory:http://www.mbl.edu/)のサマーコース(Neurobiologyコース)で一緒だった人だ。ハ…

仕事を守る

昨日TTさんとTakaさんとの雑談で。どうやら科学者はいい人、というふうには いかないケースも多いらしく、人の仕事を奪うような人がいるようだ。共同研 究などで、First/corresponding authorを奪う、というのはまあよく聞くが、 TTさんの知合いのポスドクは…

研究室経営講座

毎年、 BWFと HHMI が共同で行うLab managementコースがある。来年6月分の申し込みの 締め切りがすぎてしまっていたのだが、まだ空きがあるという手紙がきたので、 申し込んだ。ちょうどラボを始める(来年の7月ごろ)直前になるし、そこらで、 研究室経営のや…

ポスドク面接、続き

はたして、ポスドク候補のセミナーは、とてもよかった。やっぱりNativeな人 は、Presentation が上手だ。質問の受け答えなども、なかなか見事だった。 やはり、トークを上手にこなせる人は、仕事もできる、という印象を与える。 ところで、ポスドクのインタ…

ポスドク面接

Karelのところに、ポスドク候補が面接にきていた。UCSFの学生、というかちょ うど学生が終った人。ちょっと話しをした感じではなかなか賢そうだ。アプラ イしたのが去年の冬のようだから、なかなか時間がかかっている。明日がセミ ナー。 カレルラボの面接で…

カレルが最近、HHMIのJenilia farmに応募しろ、と何回も言ってくる。もうDukeのオファーをアクセプトしたあとだから、いまさら応募したくないのだが。ちなみに、今年faculty positionに応募する人、これはお勧め。基本的にほぼ無制限(!)の予算が5年間も…

また、職探しのシーズンがきて、サイエンスとかネーチャーにはassistant professorの職の広告が乗り始めた。私の友人たちも、アプリケーションをだし始めている。去年、アプリケーションを出し始めてから、もう1年もたつんだなあ。今年アプリケーションを出…

Karelと今後のことについて話す。まず、いつ去るのかを早く決断しろといわ れた。それから、新しいラボのためのグラントのPreliminary data を取りは じめるための計画など。Karelのお勧めは、NIHのtechnology grantだそうだ。 ちょっと調べてみよう。論文の…

カルロスの旅立ち

ユステ研からスボボダ研に移ってきていたカルロスが、いよいよUCLAで独立するために旅立った。幸運をいのりたい。昔スボボダ研にいた、ジョシュ(trachtenberg)と同じ研究所だが、アポイントメントは違いNeurology departmentということになるらしい。カルロ…

BWFとかNIHとか

友人のAがBWFのグラントに申し込むので、アプリケーションをレビューして、コメントを送った。とてもよいアプリケーションで、普通なら通りそうな気がうするが、Svoboda研から、すでに4人もとっているので、厳しい可能性もある。Karelは次から次へと、面白い…

統計

"Adviser, teacher, role model, friend" National Academy Press アメリカでは、Bachelorをとってから、PhDをとるまで、Scinece/engineeringでは平均9年!かかる。つまりほとんどは30超えちまうんだ。PhDをとるってのは、本当に多大な投資だ。もちろん、そ…

日記と、ちょっとだけポスドク考

今日は、日本食材を買った後、研究室へ。友人のNaoが、その友達を連れてきていた。日本でドクターをもうすぐ取れそうで、職探しをしているようだった。いちおう私のところにアプライしてみたら、といっておく。彼は私の日記も読んでいて、私がプログラムの話…

ラボの運営いろいろ2

ところで、ラボがだんだん大きくなって来ると、ラボのリーダーは実験をしな くなってしまう事が多いようだ。規模が大きければ必要なグラントも大きくな るし、論文や推薦状など書き物もどんどん増えていき、忙しくなるので、理解 できる。カレルも私が来たば…

ラボ運営いろいろ

昨日の日記をみてもわかるように、私のPhDラボのボスは、比較的、自由放任主義であったので、解析系をどうするか、どなんな光学系を作るか、などということに、かなりの部分、学生/ポスドクが決定権をもっていた。レーザー暗視野顕微鏡や、一分子FRET光学系…

研究者の配偶者たちの人生について、配偶者コミュニティーから。 http://d.hatena.ne.jp/hiico/20040828なるほどね。研究者の配偶者は、学歴が高いことが多い。ここにも書いてある、友達のポスドクのGの嫁さんは、教授やってるんだけど、夫にあわせていて、…

CSHLの大学院生のM君(日本人ん)とひさしぶりに会った。もうすぐ博士がとれそうだ、という。彼は、私と同じころにCSHLにきてるので、大学院4年でドクターが採れることになる。すごいなあ。それにしても"Time flies"とはこのことだよね。もうアメリカにきてか…

Statistics

BWFから就職状況の統計を示した手紙がきた。2002年度にグラントをもらった人はは全員、2003年も半数が大学教員の職を得たようだ。Karel研も3人職探しをして、3人とも職を得たわけだから、みんな頑張ってるよなあ。まあ、大変なのはこれからなのだが。子供が…

BWF meeting

BWFのAwardee meetingから今帰りました。 サイエンティフィックにはあまり盛り上がらなかったが、Career developmentにかんするパネルディスカッションはためになった。BWFのawardは、ポスドク期間とプロフェッサーの期間をサポートする、いわゆるtransition…

CSHLの就職成績

CSHLのサイエンスでの評判は非常に高い。そこのポスドクであることは、就職においても有利に働いてるようだ。実際、今年は私の友人が4−5人ほど職探しをしていたが、みんなよくしられている大学からオファーをもらった(蹴った人もいるが)。上に書いたAndre…

Getting Funded

アメリカのポスドクにとって、自分のフェローシップをとってくるのは、大変重要だ。ボスが払ってくれる給料よりも高い給料が支払われる事が多いし、ボスのグラントの増減に影響されることも少ない。また、自分でお金をとってくる能力というのは、academic po…