顕微鏡も完成、デモも成功、トーク

MBLのNeurobiologyコースは、クレージーとしかいいようがないスケジュールである。数日で、自作二光子顕微鏡を完成させ、さらに借りものの蛍光寿命測定をつけくわえ、すべてのソフトウェアを調整して、ということを完成させたのは、やっぱりすごいんじゃないだろうか。足りない部品を適当にそこらにある部品で間に合わせ、ガムテープをつかっていろいろ無理やりくっつけた、というちょっと最新技術とは思えないような顕微鏡となった。TAとして参加したAが作った脳スライスも、いろいろと問題があったが、なんとかCaMKIIの活性を無事に単一スパインで観察することに成功。生徒たちに、デモを見せることができた!

昨日は、同僚(というか先輩か)のジョージの招待で、トークも。せっかくなので、コースでとったCaMKIIの活性データもみせちゃった。改善すべき点もいろいろあったとはおもうけれど、聴衆の反応はなかなかよかったと思う。かなり新しいデータもいれてみたし。

追記。これじゃなにがクレージーかわからないか。Imagingセクションは3週間。9:00から午前中は講義、午後は実験で、夜中12時まで、ということになっている。最初の1週間は、Rotationみたいなもので、12人学生たちが順番に14人のファカルティがセットアップした顕微鏡を回る(なんとぜいたく!)。次の週から、学生たちは各自独立なプロジェクトをする。だから、最初の2−3日でセットアップして、学生たちにデモをみせなければならない。それこそ、突貫工事で、ガムテープでもなんでも使って顕微鏡をセットアップすることになる。