うーん、経済危機?

さてさて、最近のニュースといえば、経済危機。もうどうしようもない感じで、うちがお金を預けているワコビア銀行も経営がやばくて、シティに吸収されるとか。アメリカの経済崩壊序章、という感じか。アメリカも、金融などという実態のない、わけのわからないもので経済をまわしてきたことに無理があった、というわけだろうが、あちらこちらのサイトをのぞいてみると、国内の石油が減少に転じた70年代からゆっくりと崩壊にむかっていたということなんかもしれないなあ。資源が有限な以上、永遠に経済成長できないどころか、いつかは減少が長く続くフェーズになるからして、どうしてもいつかはシステムそのものが破綻するようにできている、というわけ。アメリカは、きっとなりふりかまわずに延命する気なのかもしれないけれど、やればやるほど他の国に迷惑をかけそう。

それと同時にサイエンスの危機、というものもなんとなく感じつつある。サイエンスは、お金に余裕のある国が道楽的にやる類のものであるからして、お金がないときの優先順位的には低そうである。しかも、だんだんサイエンスはお金がかかるわりに大きな成果のでないものになりつつある、という話をどこかで読んだような。。。新しい発見のみが意味のあるアウトプットなのだから、だんだんLow hanging fruitがなくなってしまう、というわけ。この、インプットーアウトプットの効率が時間とともに下がる感じって、多分どの分野でも同じなんだろうな。新しい分野を切り開くことが大事なのもそこにある。そういう意味では、サイエンス全体が、すでに黄昏を迎えているのかもしれない。

まあ結論はないけれど、なんとなく先行き不安な感じ、で、とりあえずやれることは、日々普通に、朝早くおきて、仕事に精を出す、のみかな。