BCBスペシャル版

Brain Cell Biologyのスペシャル版、"Optogenetic Probes"のゲストエディタとして、チーフエディタのジョージ(オーガスティン)と仕事をはじめて、もう8ヶ月。これまで、原稿依頼→原稿催促(!)→査読依頼→再投稿依頼→再投稿催促(!)→アクセプト!というフローをはじめてエディターとして経験。今回の場合は、投稿にご招待であったが、もちろん予定通りにみんなが投稿できる、というわけにはなかなかいかないわけで、論文を集めるというのも結構むずかしかったりして。。。特にオリジナル論文は、データしだい、というところもあるからして。。。それに、レビュー依頼のほうも、夏休みになると結構難航したりすることもあったりした。

スペシャル版は、オリジナル論文が6報、レビューが4報。意外にオリジナル論文が多いかな?デュークのラボからは、ジョージと私の論文を含めて3報すべてオリジナル論文。私のは、蛍光寿命測定用の新蛍光たんぱく質の話。ジョージが抑制性シナプス活性のイメージング、ゴーピンがハロロドプシン(光で神経活性を抑制できる)マウス。あとは、昔一緒に蛍光たんぱく質オーガナイザーをやった、宮脇さん、ローレン、ジンの3人が、それぞれシグナル可視化についてのレビュー。シグナリングといえば、ライチューで有名な松田さんの論文もある。もちろん、"Optogenetics"といえばこの人、というカール(ディザロス)も、なんとオリジナル論文を寄せてくれた。そのほかにも、ライアン、オートナー、クノプフェルと、この分野で欠かせない人たちもいる。ということで、なかなか読み応えがあるんではないかなあ。もういくつかは、オンラインで読むこともできるオンライン版へのリンク

エディターの権限を濫用して(?)というわけでもないけれど、自分のラボからの絵をカバーに採用、ってちょっとずるいかな?まあ、でも結構いい絵だと思うし。ジョージがEditorial(BCBスペシャル版へのIntroduction)を書いて、私もちょっとつけたして、すべての仕事が終了。いよいよ製本されてくるのを待つのみだ!楽しみ。