先輩

カレルラボの先輩ともいえる、ベルナルドがトークにやってきた。1年しか重なっていないが、共著論文もいくつかあり、これまでもたびたび推薦状を書いてもらっている。「頭がいい!」というタイプの研究者で、最近はラボのセットアップも終わったせいか、たくさん論文がでている。子供が3人いて、上二人はうちの子の上二人とほぼ同じ年なのでコールドスプリングハーバーにいたころは家族でも付き合いがあった。ポスドクを2−3年やって、あっというまにハーバードにでていってしまったので、ここ5年くらいあっていなかったが、どうやら3人目も誕生と、家族構成までよくにているみたい。ひさしぶりだったし、子供の話とか、カレルの話とかでもりあがった。やろうとしている仕事の近さにもややおどろく。彼のラボにも今度遊びに行かなければ。。。

トークは最新の研究を含んでいて、とても興味深かった。1つの実験が、さらなる疑問を呼ぶ。彼の話を聞いて思ったのは、やはり1つ1つのシナプスレベルでさえシグナリングは複雑怪奇であり、すべてのたんぱく質が共同的に働く以上とても教科書的な単純で美しいストーリーなどというものは、ありえないのだ、ということだ。やはり一歩一歩のデータの積み重ねと、地道な努力のみが結論に近づいていくのだろう、という気がする。

コールドスプリングハーバーといえば、もうすぐ、イメージングミーティング!トークのでここで宣伝。Discussion Leadersの一人みたいなのでよろしく!
http://meetings.cshl.edu/meetings/imag07.shtml