書くべし

ということで、キャリアフォーラムいってきたけれど、もちろん結論らしきものはない。「唯一絶対の勝利の方程式」みたいなものはないから。まあ、「よいサイエンスをすること」がよい職につながるのは間違いない。でも、こういうフォーラムは、就職活動する年にはぜひ一度はいったほうがよいだろう。何をしなければならないのかがはっきりする。たとえば、「アプリケーションには何を書いたらいいのか」「どこにアプライしたらいいのか」「インタビューではどうしたらいいのか」「チョークトークでは?」などなど、知っているだけで、対策が立てやすいというものだ。

ちなみに、外国人だから、ということで不利になることはない、というのがみなの一致した意見。もともとほとんどが外国人だ。もちろん、コミュニケーション能力の部分を除いてだが。。。英語能力に関しては、まあ日本人(+韓国人?)独特の問題であり、よいプレゼンター&ライターになれるようしっかり練習する、としかいいようがない。

フェローシップやグラントの履歴は必要か?ポスドクのときには、ちょっとしたフェローシップ以外にとっている人はあまりいないものだ。しかし、大学はグラントが取れる人がほしい。ということで、「この人はグラントとれる」と信じさせることが大事になる。ちなみに、神経学科であっても、専門分野は多岐にわたっていて、全員にきちんと自分の話をわからせるのは、やさしいことではない。そこでは、ある程度のコミュニケーション能力が大事になる。そして、ファカルティの仕事のうちのかなりの部分はコミュニケーションである、というのも正しい気がする。

さてさて、ファカルティライフについても質問があった。ポスドクから移って気がつくことは、ファカルティの仕事は、「書く」ことにつきる、ということであろう。これにつき、もし書くことが大好きでないならやめたほうがよい、ということだ。確かに、一日中何か書いているよなー。アニマルプロトコルからはじまって、グラント、論文、推薦状、論文審査、メール(これがばかにならん)、ブログとかなどなどなど。まだジュニアファカルティだから、少ないほうなのだろうけど。。。おかげで書くほうはとても早くなったかな。

それにしても、なんでこのフォーラムはいまごろやっているのだろう?就職活動シーズンはもう終わりに近づいているような。。。そういえば、そろそろ、よいニュースがやってきた人もいるのではないだろうか。確か一時面接は1−3月。学科長に2次面接決定(つまりほぼ決定)の電話をもらったのは3月ごろだったような気がする。