パネルディスカッション

題名のとおり、キャリアフォーラムのパネリストとなってしまった。本当の題名は"Faculty Life in US Academic Institutions from an International Perspective"、ということで、外国人がアメリカでどうやってアカデミックの世界で生き残るのか、というのが議題。今回は特に外国人が職探しをするさいへのアドバイスにフォーカスを絞っているようだ。はて、何を話せばよいのかな?言葉の壁などを話したら、しらけるかなあ。私自身、出世の最大の壁は英語だと感じているのだが。。。おそらく、パネルの中では私が一番英語が下手であろうことは瞭然なので、その辺はそういう人が聞いてくれるかもしれない。

そのほかに、外国人であること自身でこまるのは、グラントやフェローシップが限られる、ということであろうか。これはこれで大きな問題ではあるが、ポスドク→ファカルティへの遷移グラントであるK99/R00グラントが解決するかな。今後はこのグラントを持っている人からよい職がうまっていくような世の中になりそうな気がする。

あとなんかあるかな。。。外国人ならではの苦労があったら、コメント欄に書いて下さいませ。

私自身の話では、「物理の世界からきた、ちょっと毛色の変わった人」、というレッテルは、それなりに役にたっている気はする。特に細胞系神経生物では、こういう人はあまりいないので、そこに独自色をだせるという意味ではよい。「なんかよくわからんけど、もしかしたら面白そうかな」と思ってもらえれば、うまくいく気はする。めがねをかけた小さい年齢不詳姿勢悪い、といういわゆる日本人的風貌と、声が小さく変ななまりがあってよく聞きとりにくい英語は、おそらくおたくっぽい印象を与えているだろうが、それも毛色の違いを強調しているかもしれない。