翻訳

前にも日記に載せたことがあるが、ちょっと前に依頼されいた論文の翻訳が、ようやく校正の段階になった。どうやら掲載されることも決定のようだ。「パリティ」という物理雑誌にのる。翻訳の難しさを始めて思い知ったものでもある。普段論文を読むときは、もちろん日本語訳などしているわけではなく、英語として読んでいる。分からない単語は、単語レベルで日本語にすることはあるが、文章を日本語訳することはない。しかし、翻訳では、それを、きちんと日本語ににしなければならず、これは難しさのレベルが全く違うものだ。日本語と英語は、ずいぶん構文が違うので、文章レベルでも直接訳することもできないし、たまには文章を入れ替えたりする必要もある。いやあ、こんな難しいものとは知らなかったよー。

ちなみに、ひいこには、文章レベルでの英和翻訳とか、日本語の表現とか誤字脱字のチェックなどで、ずいぶん相談にものってもらった(Thanks!)が、結局誤訳や紛らわしい訳文もかなりあったようで、校正ではずいぶん雑誌社の人に直されていた。感心したのは、雑誌社の人が、原文を参照しながら校正していてくれたこと。ここまでやるのなら、翻訳を依頼する必要もないのではないか、と思ったりして。。。

全く話はかわるが、今、子供達が、アメリカのいわゆる「お笑いスクールドラマ(バックグラウンドで笑いがはいるやつ)」を見て、笑い転げている。私には、何が面白いのか理解できないし、そもそも英語も聞き取れるかどうかあやしい。なんか、彼らが、Typicalな日本人とは少し違うバックグランドをもつ人間に育ちつつある、ということと、まだ小学生のくせにティーンズのドラマみたいなものを見る生意気な雰囲気が、ひいこと私のまゆを微妙にひそめさせる。