みんなは学会

Society for Neuroscienceは、Neuroscienceの最大のイベントだし、Dukeからも多くのラボが参加する。毎年数万人もの人を集めるわけで、はっきりいって疲れるだけの学会でもある。立ち上がったばかりの私のラボはまだ特に見せるデータもなく、今回はお留守番である。うちのラボからも誰も出ない。いちおう、CSHLのころにいっしょにやっていたクリスがCo-firstのポスターを出してはいるが。。。こちらはもう論文になる内容であり、多くの学会でもしゃべってきたものと同様のようである。私は物理やさんらしく、いつもDiffusionやSynapse specificityの側面からストーリーをつくるのがすきだが、彼はSignalingカスケードとしての話のほうがすきなようである。彼のポスターでは、きっと私がしゃべるのとかなり違う内容が聞けるであろう。

今日は、顕微鏡を作るための部屋の微妙な改造の見積もりがきて、あまりの値段にびっくり。日本円で150万くらい。少し安上がりな方法を考えるかなあ。。。。それとも、学科に初期改造として認めてもらえるように交渉してみるかなあ。これでは、レーザーを買う予算にかなりひびく。電気系統をいじると、それだけで数十万円飛んでしまうようである。

そのほか、新しい実験のためのアニマルプロトコルを書き、提出。哺乳類を使っている以上、ねずみの使用方法はPIが責任をもって管理する必要があり、大学に実験や動物の操作などを詳しく書いたものを提出し、許可をもらわなければならない。今回は、初めて遺伝子操作したねずみのための、あるプロトコルを書いた。しかし、本気でやるのなら、また予算をとってこなければならないな。。。