インタビュー
なんか、最近ポスドクのインタビューしまくっている。そうするとみんなでランチを食べにいけるので、楽しいのだ?それにしても、新しいラボというのは、オファーをだしても断わられる確率は高い。みんな、安易に「ビッグラボ」をえらぶんじゃない!と説教をたれたいところだが、はっきりいって小さいラボのよいところってなんだろう?と思うと、あまりない、としかいいようがない。
何しろ、グラントはまだR01が1こもないラボなのだから、経済的には不安定。まあ、最近はビッグラボでも、「お金がなくなったら雇えなくなった」という話は多いらしいから、あまり変わらないかもしれないが。。。
- 論文は、、、ビッグラボのほうがよいジャーナルに通りやすいかもしれない。
- 研究費は。。。多分ポスドク一人当たりの資金はにたようなものかな?
- 設備は。。。。うちのラボは、顕微鏡だけは世界でもトップクラスだぞー。
- フェローシップは。。。ビッグラボのほうがまあ通りやすいだろう。
- 就職は。。。ビッグラボのボスの推薦のほうがよいかも。。。
という感じでまあ、小さいラボは苦戦の条件がそろっている。よいところといえば、PIがラボにいる時間が圧倒的に長いことか。学生に関してはこれはまあメリットであろう。私も学生と実験するのはなかなか楽しい。しかし、ポスドクは、自分で実験ができるし、実験にいちいち口をだしたらうるさがられるだろうなあ。実際、私も前のラボにいたときは、あまりボスに干渉してほしくなかったし。ということで、まあ最初の論文をだしてラボが軌道に乗ってくるまでは苦戦をするのはしかたがないところであろう。
では、Shimikenさんにもいわれたので、そのほかの利点を。
- ラボ内競争がない(Shimikenさん)。。。ただし、小さいラボでも、PIがかなり気をつけていないとテーマのオーバーラップが問題になることがあるようだ。
- 就職活動にPIが熱心(Shimikenさん)。。。かな?
- 「ラボのエース」になりやすい。
- フェローシップなどのノミネートで、研究室内優先順位が一番になりやすい分チャンスが多い。
- 就職活動も、同僚どうしでの戦いが少ない。同じラボからだと、どうしても行きたいところは似たようなところなわけで。