英語で書くということ

水曜日締め切りのWhiteHallのグラントは、アプリケーションの内容に関してクリティカルな解析をした推薦状が必要なので、もちろん推薦を頼んだ人たちにはアプリケーションを送っている。しかし、そうでない場合も、推薦状を頼むときはなるべくアプリケーションを一緒に送るようにしたほうがよいだろう。推薦状を頼む人は、基本的にはメンターの人達ということになる。研究計画などもフォローしてもらったほうが相手も推薦状を書きやすいだろうということと、いろいろな相談にものってもらいやすいということがある。アシスタントプロフェッサーレベルでは、やはりキャリアの相談に乗ってくれる人が必要なのだと思う。ありがたいことに、推薦者の人たちは、アプリケーションにコメントをくれることが多い。これもアプリケーションを送ったほうがよい理由の1つでもある。

さて、私にとって英語は第2言語であり、ネイティブのような文章は書けない。私の書く文章は、昔に比べれば大分ましではあるし、それなりに読んでくれそうな文章になってきていると思うが、こまかい言葉遣いはどうしても不自然なようである。推薦状を頼んだ人が、「文章の全体の雰囲気や内容はよいのだが、マイナーな言葉遣いの問題が沢山(quite a bit)ある」ので、「よろしければチェックしましょうか」という申し出をしてくれた。こんな大教授にWordingを直していただけるとは恐縮であるが、正直な話、とても助かった。

帰ってきたのをみると、だいたい1ページに1−3個くらいはある。多いのは、いわずとしれた冠詞問題。大分感覚がつかめてきて、減ってきてはいるが、まだよく間違える。正解を教えられてた上でさらに考えてもわからないところがいくつもある。ネイティブに聞いても、彼らは自然に使っていて、明らかな間違い以外は理由がわからないことが多いようである。「わからないけど、この方が自然だから」という答えが返ってくる。あとは冠詞以外にも、単語の選びかたとか、順序なども適切でないものが多少あったようだ。

同僚なども、そうそう毎月あるグラントを毎回毎回はチェックしてくれない。有料の英文校閲、、ということも考えないでもないが。。。実際、内容がわからない人に校閲などできるのだろうか、というところで納得がいかず、頼んだ事はない。実際に、この手の「マイナーな」間違えは、審査にどれくらい影響するのだろう?