今年の総括と来年の目標

晦日には総括しておくのが、日記のフォーマリティというものか。とにもかくにも、激動の年だった、としかいいようがない。なにしろ、ノースカロライナへの引越しをして、家を買って(これはひいこの活躍だけど)、アシスタントプロフェッサーになって、ラボのセットアップを始めて、講義もやって、グラントも書いて、ってみんな初めてのことだったからなあ。それぞれ、いろいろハプニングがあったよなあ。全力で走っていたら、いつのまにか年が暮れていた、という感じである。この日記もよく続いたなあ、とは思うが、逆にいろいろあったから続いたのだろう。

事態は、だんだん落ち着きつつあって、私もいつのまにかラボのボスであることに慣れたし、講義はもともとあまりないけど、そういうものがあることに慣れてきたかな。ラボも、少しずつ動き出し、もうすぐ一人ポスドクもラボに加わる予定。最初のグラントもとり、2-3年分くらいの資金も手にいれた。ポスドク時代の仕事は大体一段落がついたかな。

こうやって、物事が落ち着き始めてしまうと、なんとなく寂しくなるのも人情というもの。事態が急展開しているときというのは、大変であると同時に、なにか充実感のようなものがあるものだ。テニュア審査までの8年間は、ここにいる確率がかなり高いから、これまで3年と同じ家にすまなかった私達も*1、しばらくはこの家に住む事になるのだろう。買っちゃった家でしね。つまり、今年ほどの環境の変化はしばらくはおこらない気がする。

来年の私の目標は、ラボの立ち上げを終えて結果を出し始めることと、NIHのRO1グラントをとることだろうか。最初の論文までいければかなりよいペースだろう。あとはこれから数年くらいで、りょーへいラボ=「XXX」というような何かを見つけられるといいな、と思う。

*1:NYでは一度引越ししている