サブクローニング

ということで、サブクローニングをテクニシャンに教えてみる。なんか、電気泳動のバンドがきれいにでない。変だなあ。まあできることはできるのだが。。。データ−ベースの見方、作り方、VectorNTI(無料のDNA解析ソフト)の使い方などをざっと見せる。設計さえできれば、あとは自分でできるみたいだから、フレームのとりかた、Cutting siteの決め方とPCRプライマーの設計までを理解してもらえれば大丈夫。私があいかわらずプロポーザルを書いている間に、少しずつプラスミドが出来てくるのが、なんとなくうれしい。

顕微鏡は進展なし。

このブログでもおなじみのMisssyさんがポスドクのMさんを連れて登場。NIHでラボをもってからもう7年なんだそうだ。ラボをひとしきり見せて、雑談。ラボセットアップの助言ももらう。日本人として、アメリカ人に勝てることといえば、日本人のよいポスドクを取れることだよ、という話をきいて、なるほど、と思わず手を打つ。日本人ばっかりだといまいちかなー、と思っていたけど、日本からのアプリケーションは他の国から比べると、だいたい1ランクくらい上の事が多いから、そのとおりなのであろう。

ポスドクのMさんは、アメリカで職をとろうと思っているようだ。それにしても、最近、まわりの日本人の80%くらいは、アメリカで職をとることを目指しているなあ。日本の助手職が、独立職でもなく雑用があるうえに任期職になってしまい、魅力が薄いというのも1つの理由のようだ。アメリカのテニュアトラックみたいな職を沢山作るようにすればいいのに、と思ったら、どうやら政府も多少は考えてみるみたいで、下のような記事もあった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051202i401.htm

まあ、これがうまくいくかどうかわからないが、一部の人には朗報なのかもしれない。