学生セミナーシリーズ

さて、私が担当している学生セミナーシリーズ。今日も昼に。ちょうどグラント申請書をFedExで出した直後だ。今日のセミナーでは、学生がなかなかよい仕事をした。複数の論文を読んで解説し、さらにはそれをもとに自説を披露。そして訪れていた教授たちとの議論をよんでいた。スライドは作りこんであって、簡単に理解できるようになっていたし、筋道がしっかりと通っている。ここまでできれば、学生としてはかなり上出来だろう。内容は、reward prediction errorのdopamine neuronの寄与にかんする議論。視覚領域からSuperior colliculus、Substantia nigraへと続く回路について。Superior colliculusが視覚領域のリセプティブフィールドをゲートしているというのがはやりの理論らしい。どうやってこのSuperior colliculusのゲートができるのか、というのがまあ焦点の1つか。Cortexからのフィードバックなども大事になりそうで面白い。学生のトークを聞いていて勉強になったなー、と思ったのだからたいしたものだ。もちろん、改善する余地はあるので、偉そうにいろいろsuggestしたが、私のトークは、ほとんどの場合これほどはよくないと思う。ははは、学生が見ていないとおもうと、いくらでも誉められるね。