ボードなどのセットアップ

ようやくMatlabを手にいれ、意気揚々とプログラムを作り始める。今までバージョン6.5を使っていたが、7.0を使うことになる。多少互換性に難があると聞いていたが、とりあえずオフラインの解析のソフトは、あっさり動いた。解析ができるようになると俄然やる気が出てくる。

また、PCIボードもすべてそろったので、早速いれることにする。まあ一時間くらいもあれば、終わるよな、と思ったのが間違いで、なかなかに苦労することになるのだが。。。

スボボダ風の2-photonは、普通PCIボードが3枚必要。スキャンのコントロールとホトマルから電気をとってくるのが1枚、基本的はこれだけで動く。あと2枚はチャンネルの多い、ADボードと、DAボード。これらでポッケルスセルを動かし、レーザーの強度を測り、などをする。この3枚はすんなりと入り、無事に動作確認も終了。

次に、蛍光寿命測定のもう一枚。これが大きくて規格外のボードで、いつもコンピューターにいれるのに苦労する。それから、これはPCIスロットを2枚占有する、なんか行儀が悪いボードだ。今回もやはりいろいろ苦労することになった。まず、いくら力をいれても入らない。昔この手のボードを無理やりいれてマザーボードを壊したことがあるので、やや慎重になりすぎか。よく調べてみると、ボードの端っこのコネクターがついている板が、普通よりも厚いので、つっかえて入らないことがわかった。マイナスドライバーで無理やり穴を大きくしてやったらすんなり入った。

次は、やはりボードが大きすぎるせいで、PCIボードたちをおさえるものがつけられない。ちょっと考えて、糸鋸をとなりのラボから借りてきて、ボードがあたっているところをごりごりと切ってうまく入る。

しかし、これでは終わらない。ボードが大きすぎて、ふたが閉まらない。。。。ワークステーション用の巨大パソコンを買っているのだが、これでも全然はいりそうな気がしない。よくみてみると、ファンをつけるプラスチックのケースがボードにあたっているのがわかった。解決としては、1.ファンをつけない、2.ファンをケースにいれないで、直接はる。3.ケースに穴をあけて、ボードにあたらないようにする。ということになるが、すでにPCIボードおさえがうまくいって気をよくしていた私は、迷わず糸鋸を手にとって、ごりごりはじめた。30cm以上のスロットをいれなければならなかったので、結構手間がかかったが、とにかくこれでうまくふたがしめられるようになった。

まさかコンピューターをいじるのに糸鋸をつかうことになるとは思わなかったが、まあそれも一驚というところか。

教訓としては、どんなに簡単そうにみえるプロジェクトでも、以外な問題にぶつかって時間がかかることがある、ということか。