スクープ

カレルラボの大学院生のＡ、なかなかよい仕事をしていたが、どうも最近スクープされた、という情報が入ったそうだ。私にしてみれば、彼らが似たようなことをやっているのは、もうとっくに知っているはずなのに。。。と思うのだが。2年も前にポスターもでていたし。ちなみにスクープした相手は、実は私の昔からの友人。私としてはどちらも応援したいところで複雑なところだ。

彼らのペーパーは来月には出そうだ、ということで、大慌てで論文をだすことに。そして昨日の真夜中2時ごろにコメントをくれ、とペーパーが送られてきた。URGENTなどと書いてあって今日中に返事が欲しいようだ。おいおい、今日はイースター。家族で遊ぶ日だよ。午前中はラボでやっているイースターエッグハントに子供たちを連れていき、午後はリバーヘッドにある水族館ということになっている。しかたなく、イースターエッグハントには論文をもっていき、子供がエッグを探している間にゴードンなどと議論しつつ考えをまとめる。考え方がサーキットよりのゴードンは、同じことを海馬でなくてcortexでやったら面白かったかも、などといっていた。しかしまあ、海馬にはいろいろアドバンテージがあって、まず回路が簡単だしシナプスも均一で、シナプスフィジオロジーには向いている。

その後も、ちょっとばかし考え事をしながら、Uchida家族と水族館へ。一番人気は、エイやサメをさわれるようになっている池。みんなびしょぬれになって楽しんでいた。

帰ってから、論文のコメントを書き、おくる。いつも書いているが、こういうことは、表面上まったく特にはならないようにみえても、全力でやるようにするとよい。自分の勉強にもなるし、後々自分の論文の査読も頼みやすくなる。

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