Assistant professorの訳

「准教授」新設へ 中教審「助教授は実態に合わず」

Ryoさん経由。日本の大 学システムも、だんだんアメリカに近くなるのかな。

アメリカのシステムでは、Assitant professor → Associate professor → Full professorという風に昇進することになってる。それぞれ約6年かかるの が普通。で、これまで、このAssistant Professorって、どう日本語訳するの がよいのだろう、というのは謎だった。そのまま文字通り訳せば、助教授。 Assist. prof. は自分のラボを運営するので、確かに役割的には近い感じが する。

でも、そうすると、次のAssociate professorの訳がなくなってしまう。日本 では助教授の次は教授だからね。来るし紛れにAssoc. prof = 准教授などと訳 す場合もあったし、人によっては、Assist. prof. = 講師/助手、 Assoc. Prof. = 助教授、Full prof. = 教授、と訳していた。でも、講師や助 手とAssist. prof.は明らかに役割が違う感じがする。システムが違うのだか ら、人によって訳が変わるのはしかたがない。

今回、Assoc. prof.に対応する職が正式にできるわけで、晴れてAssoc. prof = 准教授、Assist. prof.=助教授、という風に訳ができるわけだ。

id:kkitaさんの日記に"ポストの数が増えれば良いのだけど"とあるが、どうだ ろう。名前が変わっただけ、となる可能性もあるが、アメリカに追随政策だと すると、今後、アメリカのAssist. prof.にあたる若手のための助教授職が増 える可能性はあると思う。