二人目のPhD!

優秀な人ほど早く去っていくものである。うちらのラボの、いってみればスター的存在だったかもしれないSJLが今日、無事にPhDとなった。大学院に入って3.5年目でのPhDはおそらく近年ではDukeでも最速であろう。

彼には、Creativity, Hard working, Enthusiasm, Intelligence, Luckとすべてがそろっていた、と思う。そうでなければ、こうはトントンと物事は進まない。それとともに、安田ラボの立ち上げには最も貢献した人の1人でもあろう。

大学生のときに、まだ始まったばかりだった、まだ小さいうちのラボに来て、やり始めたプロジェクトがすぐに動き始め、大学4年のときにはすでにNatureの論文となったほとんどのデータをとり、大学院に入ったら、あとはまとめるだけ。Prelim examの前にNatureのAriticleを出し、Prelimでは苦しんだものの、その後Review論文を一報1人でまとめて、無事にPhDとなった。博士論文もなかなかどうどうとしたものである。彼のような人間をたった3.5年で失うのはつらいが、ぜひとも次の目標に向けて全力でがんばってほしいと思う。

彼は、去年の暮れにPhDをとって、ちょっとだけラボでポスドクをしているPMとともに、まもなく二人新しい船出を迎える。もうラボが始まって5年。無事に巣立っていく大学院生たちがラボを出始めるのは本当にうれしいけれども、やっぱりちょっとさびしいな。