大学院生のリクルート

この時期は、新大学院生の面接の時期となる。だいたい15人ほど厳選してから面接によび面接となる。丸二日間、数人の教授たちと、一対一で1時間半ずつ、みっちりと話すことになる。うちの学科の場合は、書類でかなり落としてしまうので、面接していてこちらががっかりすることはないし、面接にたどりついた人はオファーがくる確率も高いんだと思う。どちらかというと、学生たちにうちの学科のよさを知ってもらうという意味合いも大きいと思う。

ということで、うちらも今日と明日で3人ほど面接することになった。うちのラボでは、だいたい45−60分私が面接、そのあと学生たちが実験しているところを見せたり、自分たちの説明をしたりする感じ。就任する前にも、面接だけはしに着たので、今回でもう4回目で、さすがにだいぶなれたかなあ。ラボがすでにできあがっていると面接も楽かな。見せるデータもあるし、学生たちにもまかせられるし。

私は、過去の研究経験をきちんと説明できるかどうか、サイエンスにどういう姿勢で臨むのか、どんな動機か、こちらが説明しているときにどんな質問をしてくるか、などを見ている。。。て多分ほとんどの人はそうなんだろうけど。特に、学部のIndepent Studyやテクニシャンなどで、きちんと研究の経験があることは大事。そのうえで、その研究を理解して行っているか、仮説は何なのか、ラボのほかの研究も説明できるか、実験で工夫したところはどこなのか、などを聞けば、研究者としての資質はだいたいはわかるような気がする。

書類選考では、学部の成績やGRE(共通テスト)の点もかなり重視されるようだ。このGREの英語は、むちゃくちゃ難解で、TOEFLの100倍くらい難しいので、私は合格点を取れる自身がない。私としては、GREの点数が研究の資質と関係があるとは思えないのだが、まあこの段階では、ほかにあまり判断材料がないということか。。。