家族で合奏

2−3日前から、ひいこは抗うつ剤を飲んでいる(ひいこの日記参照)。やはり日本への郷愁もさることながら、窮屈なアメリカ生活は想像以上にこたえるようである。ドーパミンアップテイクとセロトニンの両方に作用する薬のようで、薬の効果が見えてくるのは2−3週間後のようだが、すでに微妙に効果がある感じがする。日本に帰るのが最もよいのだろうが。。。。うーむ。

ティラノは、バッハの「2台のバイオリンのための協奏曲」、もしくは通称「ドッペル(ダブルのこと)コンチェルト」をひきはじめたので、ひいこと私で合奏ができる。この曲は、弾いていると、やはりバッハの最高傑作だ!と思える素晴らしい曲だ。家族でこの曲を弾く日がこんなに早くくるとは、感慨も大きい。ティラノは、だいぶ大人になり、偽終止とか、不協和音、解決音の処理のしかた、ダイナミクスの考え方などを教えると、それなりに理解できるようで、いよいよ楽しいアンサンブルになってきた。

スコミムスは、ティラノほど難しいほど曲はもちろん弾けないが、弓のつかいかたが素晴らしい!弓を端から端まで使い、弓を返すときに指を使って、ぐいっとのびる感じは、兄にはないものである。土曜日はスコミムスのバイオリン発表会で、同じ教室ではるかに難しい曲を弾く子もみたが、弓のつかいかたはスコミムスが圧倒的によいと思う。そのぶん、音が豊かで、ダイナミックレンジの大きさは、子供用の小さい楽器とは思えないほど。(親ばかモード全開)

グイもスコミムスの発表会で自分くらいの小さい子がぎこぎこやっているのをみて、自分も弾きたくなったもよう。まだ楽器をかまえるだけだが、今後に期待!