今日はTeachingの日

金曜日は、唯一レギュラーなTeaching Dutyのある日である。いわゆるジャーナルクラブ+プレゼンテーション講座みたいなものだ。別に特に準備が必要なわけではないが、毎週のことなので、それなりに面倒ではある。昼に30分、ある論文にかんする学生のプレゼンテーションがあり、3時か4時ごろにその学生と1対1で会ってプレゼンテーションについて議論することになる。プレゼンテーションは上手な人も下手な人もいるが、まあだいたいシリアスに考えて練習している人が上手である、という当たり前な結論となる。将来ファカルティの職をとりたいのであれば、プレゼンテーションがきちんとできることは、重要になってくるので、大事なコースであるといえるであろう。

まあ考えてみれば、Teachingがこれしかない、というのは恵まれた環境ではある。もちろん英語での講義がばんばん入っていたら、私も研究どころではなくなってしまうのだが。。。

本日はそのほかに、ある細胞学科の学生のThesis committee meetingがあった。Dukeのシステムでは、PhDコースの学生一人につき、5人のプロフェッサーがCommitteeとなって研究をガイドしていくことになる。1年に1回ほど、その学生のためのミーティングが開かれる。今日は、その学生が、今後どのような研究をしていくかのプロポーザルを発表する日であった。これはPrelim examといわれるテストの一環でもあり、プレゼンテーションの後は、5人のCommitteeからの(圧迫)面接をうけることになる。検証可能な仮説がきちんとあることが必要なのはもちろん、実験の細かいことまですべてきちんと答えられないといけない。もちろん、たいていの場合は学生の考える仮説は穴だらけであるが、まあつつかれているうちにだんだん、学生も仮説も強くなっていく、というわけである。また、このときに提出する文章は、ほとんどグラントと同じような内容であり、グリーンカードを持っている人は普通はそのままフェローシップに申し込む、ということになる。まあ、Prelim examはほとんどの学生が通ることになってはいるが、かなりいじめられるので、次のステップを考えるよい機会になるだろう。

ここまで、すべてを終わったらもう夕方になっていた。雑用が多い日だから、まとめて終わらせてしまおう、ということで、たまっていた推薦状を書きおえ、頼まれていたピアレビューを終わらせることにする。

ほんじゃらほい。