ハイパーな日(21日の内容を22日の日記に記す)

午前中から3:00くらいまで、ひたすらグラント書き。その後1時間くらいかけて、本日の夜のトークの準備をする。日本語だから、かなり楽だ。英語もこれくらい楽だとよいのだが。。。スライドはほとんど英語のままだが、日本語ならこれでも十分である。

本日は、ティラノのバイオリンの発表会。私が伴奏をした。ティラノはバイオリンをはじめてから数年になるが、ようやく伴奏していて楽しい曲を弾くようになった。わたしはチェンバロによる通奏低音出身ということもあって、伴奏が好きだ。音楽を良くするためにいろいろ下から考えるのが楽しいのである。バイオリンがメロディーでも、伴奏によって大分違うものに聞こえるはずである。通奏低音、っぽい装飾をがたくさん入っているのは、ご愛嬌。

さて、これが終わったのが6:45くらい。それからダッシュで、今度は7:00からの日本語でのトークにいく。今回は家族全員でいき、トークを聞いてMらう。スライドは、ティラノにわからせるのを目標に作った。それなりにわかりやすいと思ったが。。。感想は?ティラノは、他に何にもやることがないので、結構一生懸命スライドをみていたのは、トークをしながらでもわかった。直後にきいてみたら、「よくわからなかった」といっていたので、ずっこけたが、その後「記憶ってPlasticityからできるんだね」、「2-photonって太陽のすぐ近くくらいの強さが必要なんでしょ」とか、「スパインがふくらんだのが、Plasticity?」とか、「Rasってなんでもやってるんだね」とか、結構断片的ながら、いろいろ分かった風なことを言っていたので、うれしかった。Movieはそれなりに印象的だったようだ。

「素人にわかってもらう」事は、科学者の大事な仕事だし、トークをする側も本当に内容を理解していないと難しいといわれている。また、相手が科学者だっとしても予備知識を期待しないのが正しいと思っている。というわけで、子供にわからせる、というのはトークの究極の目標になりえる。今後も子供と「科学」対話をしていきたいな、と思ったのであった。