PIになる人

バイオインフォマティクスをやっているSさんが遊びに来た。来月からはスイスでPIになるそうである。彼の研究室では、ポスドクの就職活動を助けるのにとても熱心で、面接のときに聞かれた質問をマル秘ファイルに保存していて、それをみんなで議論する場があるのだとか。。。。多くのPIを輩出しているラボだけある。ちなみに、ヨーロッパでは、インタビューですべての候補がよばれて、同じ会場でセミナーをやるのだそうだ。そして、質問の内容もチェックされるらしい。これはアメリカでは一般的ではないが、よい考えだと思う。セミナーの途中の質問の内容は、その人間の能力がものすごく試されるからだ。質問の受け答えは、セミナーしている人が一番その内容を知っているはずなのだから、楽といえば楽である。

Sさんの研究は、遺伝子の進化をモデルを作って解析されている、というホットな分野だ。話していると、分子シグナリングモデルと通じる面白さと難しさがあるらしいことがわかっておもしろかった。スイスには、カレル研出身のPIもいるし、行くべき理由がいろいろできてきたな。