給料とエフォト(effort)

今私の給料は50%がBWFから、10%がDanaからでている。50%までの給料は保証されていて、残りは大学が出してくれる。で、基本的にはこの給料のパーセンテージがそのままEffortとなるわけだ。つまりBWFのプロジェクトに50%の時間、Danaのプロジェクトに10%の時間を使っている、いうことになる。BWFの予算はもともとNon-restrictedな予算なので、自由にパーセントを変えられるのだが。ところが、多くのプライベートなFoundationでは、PIの給料は出してはいけないことになっていたりする。だけど、こういうFoundationでも、effort=0というわけにはいかなくて、たとえば20%以上の時間を使うこと、などと記されていたりするわけだ。こういうときに、「Cost sharing」ということになって、この20%分のPIの給料は大学がもつ、ということになるらしい。これって研究予算をとると大学の損になる、という気がするのだけが。。。

それから、このエフォトというものは、申請中のもに関しては、全部たして100%を超えてもいいらしい。全部取れるとはだれも思っていない、というわけだ。実際にとれてしまったら、予算を組みなおして、100%になるようにすればよいというわけだ。ちなみに、Dukeでは50%を超えて予算を持ってきた場合(最初の2年間は0%)、その差額はスタートアップ用の特別アカウントに入ることになっている。この予算はRestrictionがほとんどないので、コンピューターや事務用品など、普通のグラントでは買えないものを買うことができる。

最後に、グラントはとにかく書き続けるのがよいらしい。テニュア審査では、結局それまでいくら稼いだか、というのがもっとも大事で、仮にラボの必要経費が十分まかなえるとしても、それでも小さいグラントにも出し続けるべきだ、という。となりのラボのPIは、今年年間$500Kx5年間という超巨額の予算を当てて、おそらく当分グラントを書く必要はないはずだが、それでも小さいグラントをどんどん書いているらしい。おいおい、余計競争が激しくなるから、やめてくれよー。