ちょっと工作室

サーキット関係の工作をちょっとする。単に箱にコネクター関係の穴をあけるだけ。工作室の設備も少しなれてきたかな。まだ旋盤は使っていないが。。。それからレーザーの光軸あわせをしなおす。Uncaging用とImaging用のレーザー光線をしっかりあわせないといけない。

レーザーの光強度をいつも表示するようにしておくと便利なので、光をスライドガラスで一部反射させて、光ダイオードでモニターするようにする。凝りたければ、回路を作って数字を表示させるようにしておいてもいいのだけど(スボボダ研ではそうなっていた)、面倒なので単にAD変換してパソコンに取り込むだけ。で、当たり前といえば当たり前なのだが、この光の反射って、偏光によるわけね。片方のレーザーを縦偏光、もう片方を横偏光にしていたのだが、不覚にも反射光強度の違いにびっくりしてしまった。縦偏光を横に反射させると、ちょっと反射光が強すぎるし、光のロスも大きいので、上に反射させることにして解決。なんで2つのレーザーの偏光を変えているかといえば、2つのビームをあわせるときに偏光ビームスプリッターが使えるから。ダイクロイックミラーであわせるのとちがって、どの波長でも2つのビームをマージできる。

さてさて、いい加減グラントの話ばかりなのもうんざりなのだが、今のところ、顕微鏡も注文したカスタム部品待ちなので、書き物以外に実はあまりやることがない。Molecular関係に関してはテクニシャンがほぼ一人でできるようになってきたので、私もそれほど用がなくなっている(もともと私もこのへんはプロではない)。

まあ、いずれにしろ新ラボの資金繰りはそれなりに苦労するわけで、たとえばPCRマシーンとかSpectrophotometerとか、Shaker incubatorとか、Osmometerとか、ちょっと値段をみるとびびってしまったりするわけだ。これが顕微鏡関連だと、$10Kくらいの装置ならぜんぜんびびらないで買えるのは、やはり顕微鏡のラボだということなのか。で、Molecular関係の備品は、隣の研究室で借りることもできるので、今のところそうしている。でもまあ買ったほうがいいんだろーなー。ポスドクなどが研究室で働き始めたら、やはり借りまくり、というわけにはいかないのかもしれないし。

ということで、やっぱり研究費がもうちょいあったほうがいいな、と思い直して、今月末締め切りのグラントをもう1つ書いておくことにした。予備データなしで取れるやつは、とりあえず全部出しておこう、というわけだ。この辺のストラテジーは人によって違っていて、NIHの大型グラントだけを狙ったほうがよい、という人と、だせるものは全てだしたほうがよい、という人がいる。でも、これはNIHグラントのとりやすさにもよるようだ。昔、やはりNIHグラントの採用率がとても低く、また採用されても必ず予算カット、年数半減だったりしたことがあるようで、そのころに新ファカルティになった人は、全てにだしたほうがよい、という考えだった。ということで、現状のNIH資金の厳しさを考えたら、なんでもかんでも資金をかきあつめておくことは悪くないアイディアな気がする。