じゃねりあ

昨日はじゃねりあによって、カレル、クリスと論文について話してから帰った。じゃねりあは、ワシントンから1時間くらいのところにある、HHMIの最新の研究所。HHMIが巨額なお金をかけて作ってるだけあって、なかなか美しい研究所になりそうである。巨額な研究費もおりる、という話でいつもいつもグラント書きに追われることがない、という意味ではPIにとってはすばらしい。。マックスプランク理研がモデルなのだろう。

しかし田舎ということもあって、なかなか人集めに苦労しているようでもある。今のところ、顕微鏡屋さんとハエ屋さんしかいないが、多分システム神経科学をやっている人が何人かほしいところだろう。周りはいちおう住宅街もあったりして、予想よりはわるくないが。。。

ラボのほうは、ポスドクオフィスがなくて、ばかに広い部屋にベンチがずらずら並んでいる。「工場のよう」といっていた人もいたが、建物自体は、ガラスをたくさん使った、美しい外観になりそう。まだできてみないとわからないが、T君は、このデータ生産所みたいな雰囲気はいやだ、といっていた。ちょっと人工的すぎるかな、という雰囲気はあるが、まあ悪くないんじゃないかなあ。

さて、HHMIのこの企画が成功するかどうかは、今後どういう人を集められるかに完全によるだろう。Isolateされたところで、それぞれの研究グループの分野が極端に偏っているのは、あまりよい兆候ではない感じがする。巨額な研究費によって、すばらしい成果を挙げる可能性もあるが、まあ研究は金を与えれば進む、というような単純なものではない。