CAD

今度作る2光子顕微鏡のための、カスタムパートの設計の見直しをしはじめる。設計用のソフトは定番のAuto-CAD。もっといいソフトはないのかな。スボボダ研の2光子顕微鏡は、レーザーを含めた値段も市販のコンフォーカルよりも安いのだが、それは部品を手作りするからでもある。スボボダ研の設計図をほぼそのまま流用できるので、時間もたいしたことはない。独立したてのプロフェッサーとしては、同じお金で、高い顕微鏡1台買うよりも、レーザーを1 台余計にいれたり複数の顕微鏡を作る方がよいに決まっている。もちろん手作りすることのもう1つのメリットは、機能拡張をしようと思ったらすぐにできることであろう。

昔はカスタム電子回路もずいぶん使っていたのだが、最近はプリアンプリファイアなどは買うようになっている。現在はPMTの電圧コントローラは自作だが、市販品を買うのもよいかもしれない。このへんの電気回路は、他の部品に比べるとそれほど高いわけではない。

とりあえず最初は、2光子顕微鏡+2光子Uncagingのセットアップをくわえたものを2台つくる予定。いまのところ蛍光寿命測定とその他の測定を完璧にコンパチブルにできていないので、かたほうのみが蛍光寿命測定付きになるかもしれない。このへんは少し考えなければ。

最近、蛍光寿命と別の方法で分子結合測定できる顕微鏡のアイディアもいろいろ考えていて(まだ秘密ね。)、できれば3台目に、遊びようの顕微鏡も欲しい気がしてきた。3台おくには、テーブルがやや狭いなあ。


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