ついにメトロポリタン歌劇場へ行ったぞ

妹夫妻が家に泊まっているので、彼らに子供の世話を押し付けて、ついにメトにひいこと二人で行くことができた!ひいこが昨日突然おもいついて、チケットセンターに電話、「トゥーランドット」のチケットを買う。そして今朝、メトにあるレストランにもついでに予約。これは楽しみ、と思い仕事は早く終わらせておく。ロングアイランドからマンハッタンまで2時間はかかるからね。

ところが、なかなかこれが一筋縄ではいかせてくれない。朝出かけるとき、普段着で出てしまった私に、「後で洋服もってラボにいくから」とひいこがいう。4時近くにひいこが、着物をばっちり決めて来たのだが、「Ryoheiの洋服忘れた」と。別にメトは普段着でもよいが、レストランはまずい。「どうしよう」とか言っていると、怒り出してしまうひいこ。こちらが怒ってもいないのに逆切れ?「ごめん」とわけもわからず謝り、とりあえずロングアイランド鉄道でマンハッタンに行き、行った先で洋服を買うことにする。でもどこで?と思っていたのだが、思いがけずペンステーションのKマートでいろいろ買えることをひいこが靴修理屋で聞き出す。ということで安物のワイシャツ、ネクタイ(結んであって、首にとめるやつ)、スラックスを買ってなんとか格好をつける。高級っぽいレストランでのデートはひさしぶりで楽しかった。

さて、ツーランドット、前から2番目のオーケストラの目の前の席で、ド迫力 の演奏と歌で感激。超豪華な舞台装置と、これでもかと投入する群舞で圧倒す る。普段バロックばかり聞いているので、この迫力には参った。もっともストー リーははっきりいって滅茶苦茶。それに、氷りの心をもつツーランドット姫が 怖い役で、しかも歌い手が太っているので、なんでカラフ王子が命をかけて、 しかも可憐な侍女リウの愛をふりきってまで彼女を手に入れたいのか納得がい かない。現にリウが自殺したときには、おにばばめ、みたいな罵りを姫に吐い ている。そこから二人の愛に発展する筋はどうみても無理がある。カラフ王子 もすばらしい歌声なのだが、やっぱり太っていて格好よくない。いや、どうし ても歌が優先になるのは分かるが。。。まあとにかくエンターテイメントとし ては最高に楽しかった。きっと蝶々夫人も似たような雰囲気なのだろうか。今 度みてみたいかな。

ゆう、いさ、Babysittingありがとう!