フライブルグオーケストラ

今日はガヤさんに誘っていただいて、アメリカに着てから初めて!リンカンセンターにコンサートを聴きに言った。フライブルグオーケストラという、古楽器を弾くオーケストラと、今大人気(らしい)ソプラノ歌手クリスティン・シェファーが、バッハ、ヘンデルを演奏した。

フライブルグオーケストラは、まずみんなのテクニックがすばらしい。特にトップのぺトラおばさんが猫背の姿勢で弾くバロックバイオリンの滑らかな音は特筆もの。弓の動きが大きくみえるのは、上手な人特有の現象。バロックチェロの人もかっこよかった。チェンバロはちょっと装飾いれすぎ?アンサンブルも、ドキッとするような呼吸をたまに使ったりしながら、緻密にくみ上げていて、私自身興奮してくるのを感じた。特にヘンデルのコンチェルトグロッソ3−2は感動ものだった。

そして、歌手のクリスティン シェファーは、前半のバッハは少し古楽スタイルに不慣れな感じの歌い方をしていたが、どんどんよくなり、最後の曲は、自由自在に表現して、楽しみながら歌いあげた、本当にすばらしい演奏だった。

それにしても、すぐ近くで、こんなに素晴らし演奏会がしょっちゅうあるのに、なかなかマンハッタンに出ることが難しい現状は、なかなか歯がゆいものがある。ノースカロライナでも、コンサートを楽しめるとよいのだが。とにかく、誘っていただいたガヤさんには、感謝!なのだ。