women in science

アメリカに来て、おどろくのは、女性研究者の多さだ。多くの日本の理工学部では、5%くらいしか女性がいないし、博士をとる人の比率は多分さらに少ない。ところが、アメリカでは人口比ほどまではいかないが、20-30%くらいの理系学生・研究者は女性だ。どう考えても、日本は女性が理工系の学問をやることをdiscourageする文化がある、としか思えない。また、女性が日本で研究者として生き残るのは、大変なことなのだと想像できる。といいつつ、takashiもnaoも嫁さんが研究者だな。

アメリカでも、女性研究者のほとんどは研究者と結婚し、ファカルティの職さがしにおいては、本当に難しい局面を迎えるのだが、結局なんとなくうまくいってるカップルが多いのがすごい(もちろんどちらかが妥協することも多い)。多分あまりに普通の問題なので、結局雇う側も考慮せざるを得ないのだろう。

女性問題でおもしろいのは、中国人たちで、彼らは昔から、女性は社会で働かなければならない、という文化をもっているらしい。中国の女性たちは、専業主婦という選択が(アメリカや日本で)ありえる、ということに驚きを隠さない。そういう意味では中国人は女性の社会進出にかんしては、北欧なみに進んでいる。そういう背景があるせいか、中国人女性の研究者は多い気がする。