弘子が日本で買ってきた本

”子供をのばす9つの性格”鈴木秀子
弘子がアメリカに帰国する直前、なにか育児の本はないかと適当に買ってしまった本だそうだ。確かに一瞬子供心理学の本に見える。しかし、実は、ここまで潔く科学というものを捨て去るとかえって好感がもてる、という本であった。エニアグラムという2000年の歴史をもつという性格学の1つらしい。アンケートに答えて9つの違う”性格”を定義して、それぞれの性格にアドバイスを加えるというようなものだ。血液型性格占いみたいなものか。基本的なメッセージとしては、世の中にいろんな性格の人がいるので、それを理解して、尊重しあい、仲良くくらそう、という感じなので、生き方の本としては、以外とよい本なのかもしれない。

上の本はだれがどうみても非科学という意味で、無害だが、よくみかける"医学博士”が書くエセ科学本(**でがんが治った!**の幼児保育とか)は、有害だと思う。自分の理論と成功した人の体験談で構成されていて、統計の裏づけなどは一切ないのが特徴。ある知り合いが信じていて、それなりの投資しているのをみて、心配している。