Revise

論文が査読されてコメントをもらうと、それがWakeup callになり、私自身もかなり戦闘モードになる。コメントにたいする反論をどう書くか、それにともなって論文をどう手直しするかは、やはり論文を発表するにおいて、とても重要なテクニックだ。査読のコメントも、いつも建設的とは限らないし、論文を読んでいないんじゃないか、とか、誤解している、というコメントがあることもある。でも、たいては、それは自分がクリアに書かなかったからであり、なんでそういうコメントをもらったのか、論文をよく推敲をすることは大事だと思う。また、追加の実験も、たいていはやったほうが論文がよくなる。反論は、差読者の心証も考えて、攻撃的にならないように議論をもっていくことになる。

論文を書くときは、もちろん政治的にもいろいろと配慮したものを書く。生物の実験だから、100%クリアな実験がでることはなかなかない。しかし、いろいろ配慮しすぎて、おとなしく書きすぎると、論旨がわからない、つまらない文章になる。このへんの兼ね合いが難しいなあ、と思う。。。。などと考えながら、書いたり消したりをくりかえす今日この頃。