去年のまとめと、今後の目標

去年は、驚くべき一年だったなあ。論文に関しては、初論文がBCBに出版され、NatureのArticleがほぼアクセプト(いわゆる、"accepted in principle"の状態)。HHMIへのセミFinal進出を果たしたし、NRSAをラボの学生、ポスドクの二人が受賞、Alzheimer's Associationからもついでに新研究者賞、など、経済的にもなかなか良さそうな雰囲気になった。ということで、去年の最大の目標だった「論文」はまあクリアかな。

今年も、まだまだ論文に近い話がまだまだあるからして、きっと何報かは出せるだろう。本当は去年出したかった話がたくさんある。また、ほぼラボの「セットアップ」というフェーズを終了しつつあると認識している。ということで、今年の目標として、次の新しい方向を見つけたいと思っている。いまのところ、シナプスの蛍光寿命測定という狭い領域では世界一を自負しているが(うちのラボしかやっていないのだから当然か)、そもそもこれはカレルのラボではじめたことだし、これだけで食べていけるのも、あと5年といったところだろう。これまで、ほぼ5年間(2003からはじめた仕事)この技術を使っていろいろやってきたが、今年は次の5年間の核となるような新しい技術を作っていきたい。5年おきくらいに、新しい流れを作り出せるのがよいかな、と自分では思っている。