顕微鏡セットアップ

なんと、夏休みが終わっても顕微鏡のセットアップが始まりもしないという状況は予想していなかった。部品がそろわないよー。大学院生のMとテクニシャンYがサーキットと箱つくりをずいぶん助けてくれた。部品そろったら、一気にくみ上げたい、というところだが、なんか新学期がはじまってしまい、妙に忙しくて、うまくいくかどうか不安なかんじ。今ある装置のほうも、毎日、何かしらの問題があって、学生やポスドクが「動かないんだけど。。」といってくることがしょっちゅう。ソフトウェアの問題が多く、こればかりは私意外に把握している人がいないので、しかたがない。ソフトは、専門に人を雇うと、異常に高いので自分で組むしかないわけだが、問題があるたびにQuick&Dirtyな修理を繰り返してきたソフトウェアは、すでに他人には読みようがないような状態になってきてしまった。まったくコメントをいれない悪い癖も手伝って、大変なことになりつつある。

本日は論文審査2つ終了。わりかし何回も依頼がくるのがN姉妹紙の2つ。だいたい来る分野が神経+光学テクニック系が多いので、最近は自分の中で基準ができて、RejectとAcceptを比較的早く判断できるようにはなった。昔はRejectのときだけは、だれがレビューしたかばれないように、ネイティブの学生に読んでもらっていたが、だんだん面倒になり、そのままえいや、と出すようになった。いくら英語を直してもらっても、日本人ぽい、というところはどちらにしろバレバレだろし、冠詞が多少違うくらいなら、何をいっているかはわかるであろう。