残り10%に。。。

論文書きでもグラント書きも、残り10%に90%の時間がかかるのが世の中の常。第一ドラフトは早いうちに書いておかないと、酷い目にあうのは、そういうことだ。とくに読みたい人が読んでいる論文とちがって、グラントのレビューワーは何百通ものアプリケーション---それも1つ1つのアプリケーションが何十ページもあって、多くは自分の専門でない---に目を通すわけだから、読みにくい文章は読んでもらえないと思ったほうがよい。1つ1つの文章にロジックに跳躍がないかどうかを注意して直していく。たくさんのアプリケーションに埋もれてしまわないように、パンチのある文章が必要ともなる。結局、短いグラントでも、磨き上げるのにかなり時間がかかる。どこまで磨いたら終わりにするか、というところは難しい。

これが、英語だというところが、やっぱり泣けてくる。日本語なら、この3分の一くらいの時間で書けるだろう。しかも、「ここは冠詞いるのかなー」などと悩むこともない。それに、変な文章も日本語ならすぐわかるが、英語はなかなかわからない。少しでも英語のハンディを補うために、私が多用する作戦は、絵を使う、ということ。もう、なんでもかんでも絵で表す。文章をぜんぜん読まなくても、絵を追っていけばプロジェクトの内容がわかるようにしておく。これなら、多少文章が下手でも読んでもらえるような気がする。この絵を書き込むのに、また時間がかかるんだけどね。。。まだグラント書きは素人だから、この作戦がどれくらい通用するのかわからないが。

さて、締め切りは来週の火曜日。例によって「Lay language」で書くSummaryが難しい。また、ひいこにでも読んでもらうか。