ソフトウェアを作ったり、人と話したり。
長らく学会などでいなかった、同僚で理論家のスリーが帰ってきたので、一緒に昼飯を食う。彼は、CSHLのポスドク用オフィスのとなりの席で紙の山の崩しあいをして戦ったアダムと一緒に仕事をしていたのだ。しかも彼の奥さんが生物物理をやっていて、私の友人の西坂さんと昔同じラボにいたという。前もこのこと書いたっけな?まあ、この手のことはこの業界ではよくあることなのだが。。。友達の友達の友達くらいで、だいたい一巡してしまうという。
Long term potentiationのさい、シナプスが大きくなるのだが、それのモデルについて議論。彼と話ていると、意外なところから道筋がみえてくるのが面白い。それから、NMDAリセプターの個数、キネティクスがシナプスでどうなってるかの議論で盛り上がる。電流、カルシウムのノイズはどこからくるのだろうか、という問題など、よくわからないことはまだたくさんある。彼は分子の拡散と衝突を取り入れたシナプスのシミュレーションモデルを作ろうとしていて、共同研究の可能性もいろいろありそうだ。
夕方に突然大学院1年生が尋ねてきて、ローテーションに私のラボに来ることに興味がある、という。なんか見たことある顔だなー、と思ったら、彼は前にDukeに遊びに学生の面接に来たときに、夜の飲み会で将棋を一緒にさしたやつではないか。将棋は初心者だったようだが、チェスが強いらしくて、最初から結構よい手をさしていた。。。。こちらの4枚落ちで指したが少々危うかった覚えがある。簡単にRas & Ca projectの話をする。よく論文をフォローしていて、きちんとした議論ができる、と感じた。
残りの時間は、顕微鏡用のプログラムをMatlab6.5からMatlab7.0用に書き直す。それほど修正しなくてもよいようだが、ぽつぽつとエラーがでる。だいたい終わったかな。