酒飲みの読書感想文談義

夜は酒をのみながら、弘子と子供の日本語教育談義。日本語補習校の宿題で毎週読書感想文を書くのだが、これが議論のまとに。斎藤孝の影響を受けている私は、これは時間の無駄だからやめるべきだと思っていたが、どんなものであれ文章を書く訓練が必要、という意見ももっともである。論文などもそうなのだが、文章を書く練習というのは、自分のスタイルを確立するためのものだと思う。そういう意味で、生涯のうちにほとんど使うことのないと思われる読書感想文のスタイルを身につけることにどういう意味があるのか、と思わないでもない。また、おもしろい感想にするためには、自分で、テーマみたいなものを見つける必要もあり、それなりにテクニックを要する。小学生のとき、読書感想文が得意だった人はほとんどいないだろう。この荷の重さと得られるものが、つりあってるだろうか、というのが問題。(酔っ払いなので、意見がフラフラとぶれるのは、ご勘弁)

それにしても、小学校の教科書も、もし読書感想文を書いて欲しいのなら、その例文とスタイル、書き方の例をきちんと載せてほしいものだ。