Lab outing

カレル研では、年に2回ほど、みんなでつるんで遊びにいく。映画や食事のときもあれば、ピクニックのこともある。カレルのもっているグラント、HHMIは、そのような社交のための予算が別にあるんだそうだ。BWFのキャリアフォーラムでも、このようなラボのイベントはラボの人間関係をスムースにするためにも、重視されるべきだ、という話だった。私もラボをもったら、このようなことをやる必要があるのだろう。

ということで、今日は、みんなでファイアーアイランドという、ロングアイランドの南にある長い砂州のようなところにいった。100mくらいの幅の細い島が、ロングアイランド本島から数kmくらいはなれたところに、何十キロも続いている不思議な地形だ。内海と外海が両方いっぺんに見えるような所もある。外海は白砂で素晴らしく美しい。しかしもちろん泳ぐのにはそれほど向いていない。内海は見た目はそれほど美しくはないが、いろいろな生き物がいるんだそうだ。この島はあまりにも細いので、住めるような場所もなく、人間の手があまりはいっていない。

このファイアーアイランドで、おもしろいのは、内海と外海は、たった100mくらいしかはなれていないのに、つながってる場所があまりなく、水の行き来があまりない。このため、潮の満ち引きが外と内で、4時間ほどずれる、という不思議な現象があるらしい。これに関しては、行き帰りの船の中で、仲間と結構議論した。外側が水位がかわるオシレータ、内側が、フォローワーで、その間をばねで結ぶ、という程度の簡単なモデルでフェーズのずれは説明できそうだ。内海はスパイン、外海はデンドライト、みたいな妄想も面白い。もしデンドライトだけにカルシウムのオシレーションがあったら、スパインの中はやっぱりカルシウムのフェーズがずれるであろう。

相変わらず、忘れんぼの私は、水着を忘れたので、泳げなかった。残念。フリスビーやサッカーなどで遊んだあと、飯を食い、あとは長い島をひたすら歩く。最後のほうは、もうみんな疲れて、砂浜で座りこんでいた。このときに、周りの数人に棒倒しを教えたら、異様にもりあがった。棒倒しに興ずる30代の男達。。。変なの。