N誌、Pre-Proof

N誌から前ゲラ刷り、というべきか、Pre-Proofが送られてきた。彼等が、「わかりやすいように」文章を変えたり、そのほかフォーマットを直したものを、まずワード書類として作り、それをまず著者が手をいれて、次に絵がついたPDFのゲラ刷りを作る、というシステムのようである。まあとにかく、みんなで手分けして読み終えて終了。明日にでも送るかな。

注意!

オバマ氏の景気刺激予算が通った模様。今後NIHからも、RFAが出る可能性があるようなので、PIの人は注意。かなりの高予算が高確率であたるらしいが、多分アナウンスから2週間以内に提出しなければならないかもしれないとかいうわけのわからない制約がつく可能性が高いらしい。

ファカルティインタビュー

最近、Dukeの神経学科も次々と新しいファカルティ候補の面接をしている。経済が悪くなって、多くの大学がリクルートを中止しているから、今年は競争率がとても高いようだ。まず、最終に残ったどの候補の履歴書をみても、目もくらむような業績。。。ほとんど全員、いわゆる3大誌(Nature,Science,Cell)に複数の論文をもっていて、そしてK99(NIHの新しいキャリアグラント)やその他のフェローシップをとっている。彼等の面接でもっとも大事なイベントといえば、もちろんジョブトークということになる。ところが、これだけ素晴らしい業績をだしている候補者たちのトークがすべて素晴らしいか、というと、そうでもない。明らかに「慣れていない」雰囲気の人もいるし、うまくまとまっていない場合もある。ポスドクのころは、よい結果を出すことが第一で、「話を売る」のは主にPIの仕事になっているから、これは仕方がないことなのであろう。また、PIとしての成功と、トークが上手なことは必ずしも相関がないかもしれない。しかし、審査する側は、トークで彼等の仕事を判断することになる。そういう意味で、候補者どうしで差がでるところで、また日本人を含む外国人の候補者が弱いところでもあるわけで、トークのストーリーは十分練って、人前で練習することがかぎになると思う。